第18話 天乎の未来への応援コメント
解釈違いならすみません。
男衾三郎の物語を北条氏の仮託であるとして、
武蔵の棟梁である留守所の畠山重忠、国司平賀朝雅と支援する北条氏の対立、重忠を討った後は牧氏事件の件を利用しつつ武士の恨みを平賀に被せ、北条が武蔵を掌中にする。時政と義時の対立はあるにせよ、北条氏が武蔵国を掌握したことの正当化を絵巻にしたという感じでしょうか。
絵巻では次郎は討ち死に、三郎は兄の所領を奪った後、下巻の内容が分からない故、三郎が最後にはばつが当たるとして、次郎が畠山、平賀が三郎であり、混乱を新任の国司、つまり北条氏が沈静化し、最後には国司が美しい女性の慈悲を娶る(=武蔵国かつ人望のあった重忠の後を継ぐ)という意味で、めでたしめでたしという仮託でしょうか。
作者からの返信
<北条氏が武蔵国を掌握したことの正当化を絵巻にしたという感じでしょうか。
はい、そのように想定しましたが、私の中に平賀はおりません。ご見識恐れ入ります。
後半の部分につきましては、そこまでの思惑はなく、単純に三郎を畠山重忠と想定しております。
郷土研究家の方の書いたものに、重忠の名を発見し、そうゆうものかと思いましたが、これを是とする知識はなく心にとどめて書き始めました。
そもそも、この小説を書き始めたのは、中世の女性についての書籍の中に、三郎の妻の絵があり、書き手の安易な揶揄を感じました。
己と違うものを排他する気持ちは、イジメの構造だと思いまして、この女性を救いたいと密かに大望を抱いたのです。(笑)
ネットで絵巻を探し出し、じっと見入り夢想を膨らませました。
重忠を登場させるつもりは、もうとうなく、最後の話で一行のみ「傷ついた愛馬を肩に担いて」のくだりに暗喩を試みました。
いずれに致しましても伝わらないのは、知力、筆力、耐力、その他、私の力不足で、お恥ずかしい限りです。
第14話 有頂天乎への応援コメント
有頂天乎になった天乎は、果たして幸せの世界へ行き着くのでしょうか。
作者からの返信
この小説を書き始めたのは、中世の女性についての書籍の中に、男衾三郎の妻の絵があり、書き手の安易な揶揄を感じました。
己と違うものを排他する気持ちは、イジメの構造だと思いまして、この女性を救いたいと密かに大望を抱いたのです。(笑)
ネットで絵巻を探し出し、じっと見入り夢想を膨らませました。
最後は、幸せにと祈りながら書いたのですが・・・
この時代、鎌倉北条に勝つことは出来ないと思い、絶頂期で筆を置きました。
何時もご意見いただきありがとうございます。