第5話 食べること
一時期、命を食べるという事に縛られていた。
『自分がそれに値する人間なのか』などと迷走していた。
今は、力をいただき、自分なりの行動の活力とするために行う行為と思っている。
一つ、自尊心を持つ
一つ、自分を大切にする
一つ、自分の好きなことをする
一つ、感謝する
一つ、経過を認識する
一つ、笑顔を大切にする
一つ、健康に配慮する
一つ、好奇心を持つ
一つ、心穏やかに過ごす
一つ、命を大切にする
等。
食すという事は、明日への自分を作る過程なのだ。
命をつなぐことだと感じている。
せっかくの命なら、おいしく楽しく感謝して食したい。
個人的に野菜についてだが、育ってきた背景を感じたいと思っている。
なので基本、素材を生かして調理する。
食べた時に、空の色を感じたい、薫る空気を感じたいと思う。
つまり心豊かになりたいのだ。
私にとっての食事は、心身共に大切なものである。
誰かとの関わりを繋げるために、また繋がり続けるためにとの理由で会食をすることはある。「ごはんでもどお」の流れだ。
その時は、相手との会話、気遣い、顔色、様子等に脳をフル稼働させる必要があるので、ゆったりと堪能して食すことはできない。
でも、独りで食す時は、時間も空間も自分のために取り分けて空気もまとめて、静かに味わう。まさに贅沢なひとときである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます