第4話 感情のこと

元気で活力がある時に、打ち込めるものが何も無いとその力が有り余る。

まずは、自分にとって、熱を入れられるものを見つけるのが最適だ。

人を喜ばせるのは至難の業なので、まずは自己満足で十分だ。

 怠惰になるのではなく、自分を大切にして自分の好きなことをする。

それも、とことん。お金も時間も日々のタスクをも侵さなければ、自分の自由な時間を謳歌した方がいいに決まっている。永遠に生きることはできないのだから、周りの状況も変化していくのだから、気づいた時がチャンスなのだ。

行動に起こすべし。何でもいい。好きな事なら。

例えば、曲を作る。絵を描く。散歩する。旅行をする。料理を作る。コーディネートする。着物を着る。映画を見る等など、沢山出てくるだろう。

気になったものから、手あたり次第でもよいのだと思う。


のめり込んだら、しめたもの。より知りたくなる。

付加として、より詳しく知りたいためにその国の言葉を覚えるという付加価値が生まれてくる。

繋がっているから、人も物も気持ちも文化も。色々連動しているのだ。


だから、1人や1つにこだわらない方がいい。世の中は沢山の人がいて、沢山の関わりがつねに入り組んでいるから、常に柔軟に心を広くたおやかに、穏やかに。


感情は心の交流も加味するかもしれないが、自分の脳が作っているのであって、周りがどうあれ、自己管理できる場合がほとんどである。

悲惨な境遇の中で正常を保つのは容易なことではないが、ほとんどの人は平穏無事に過ごしていける人ばかりだろう。

 自分の感情も自己責任できると思う。意思が強ければ常に感情を穏やかにできる。

なかなか、そこまでいつでも強い人はいない。

動揺したり心配したりなどなど、大きく膨らむ前に小さく切り分け、一つ一つを沈めたりなだめたり、落ち着かせたり。


そう考えると、一日は変化に富んで忙しいものだ。

寝転がったりのんびりしたり、物思いにふけたり、おいしいものを食べたり、眠ったり、やりたいことをやったり、感情の管理をしたりも含めると、なかなか充実してくる。


心が満たされると、発想が生まれ作業効率も上がるものだ。

人間は、無機質な物体ではなかったのだ。

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