芸人放談
金属バット 編
二〇一九年四月くらいから、ずっとハマっている芸人さんがいる。
まあ、章題で誰なのかバレバレなので、勿体ぶらずに言うと、金属バットである。
知らない人のためにざっくり説明すると、大阪出身、よしもと所属、芸歴十三年目の漫才コンビが金属バットだ。
立ち位置がサンパチマイクを挟んで左側、スーツを着て坊主で背の高い人がボケの小林圭輔さん、右側の長髪で猫背で出っ歯の人が一応(本人曰く)ツッコミの
去年のM-1の敗者復活戦にて、お見合いの漫才で、そしてコメントでのみちょぱとのからみでも注目されていたコンビだ。
……と言っても、私が二人を好きになったのは、アメトーーク!のプレゼン大会であったのだが。
何度かアメトーーク!のその回を見る内に、段々と気になっていき、丁度ネタパレでも趣味という漫才ネタをやっていたので、それを見てずっぽりハマった。
うちのDVDレコーダーは全録機能付きで、登録した単語に引っかかった番組をピックアップしてくれる機能もあるのだが、それですぐに「金属バット」と登録していた。
それから、YouTubeで金属バットの漫才を見たり、関連動画を見たり、沖縄では遅れて放送していた相席食堂の回を見たりして、どんどん深みに落ちていった。
現在では、YouTubeでの金属バットのラジオ番組「ラジオバンダリー」を追い掛けている。収益化したけれど、内容のあれやこれが見つかってしまい、数日後にはそれが取り消されてしまった伝説の番組である。
お二人のフリートークも面白いけれど、やっぱり漫才が一番好き。ただ、どんな漫才かというと、結構説明しにくい。
つかみの後に、小林さんが「あのーさ、」と言って、本ネタが始まる。その内容は、「親からお見合いを勧められた話」「タイムカプセルを埋めた話」など、王道的なテーマから、「穴を掘っていたら金が出てきた話」「無人島に行ってみた話」と、とんでもない方向のものもある。
出てくるボケも、「お見合い相手が星のカービィみたいな女の子」とか、「タイムカプセルの中にオリジナルの埴輪を入れた」とか、斜め上というか、外角から飛んでくるタイプ。
そして、友保さんのツッコミもすごい。星のカービィみたいと聞いて、「可愛らしいのォ! ピンク饅頭やないの」という。
友保さんは、絶対に小林さんの話に対して、「嘘つくな」みたいなことを言わない。大体のことを受け入れるが、きっちりと突っ込んでくれる。
小林さんとお見合い相手がサブいやり取りで盛り上がっている所に、「ベロ噛んで死んでしまえ!」とツッコんだ(?)のには爆笑した。
私が好きなのは、小林さんが毎日プリクラを取るのは嫌だからと、プリクラの機械を買ったというネタ。
「毎日毎日四百円払って……」と言っている小林さんに、友保さんは煙草のことだと思っている所へ、「プリクラ撮るわけよ」と言われた時に「プリクラ!?」と目を見開いて身を引いてしまう(文字通り)友保さんの反応が大好きだ。
そういうぶっ飛んだ内容ではあるが、漫才スタイルはあくまでしゃべくり形式だ。漫才コントは殆どないし、印象的な自分たちの外見をネタにすることもせず、強く叩くようなツッコミもあまり見ない。
純粋に、ワードとか間とかで勝負している所が、非常に痺れる。
……語弊が無いように言いますが、別に漫才コント形式や外見ネタや、はたきツッコミを否定しているわけでは決してありません。
あくまで、金属バットは自分たちの尖りまくったスタイルを、貫き通している所がかっこよいと思っている話です。
テレビでは流せないような過激すぎるネタや、アドリブもよくあるらしい。ああ、ぜひとも生で見たい。
沖縄でライブする予定があるので、不可能ではないのだが、まだチケットは買っていない。「教えて! 金属バットさん」という動画で、「一番いいのは沖縄。言ったことないけど」と話していたので、ぜひ沖縄を楽しんでほしい。八月めっちゃ暑いけど。
ところで、今回のエピソードを書く上で、金属バットのネタを確認せずに書き進めていったのだが、脳内ですぐに再生できてしまう自分の気持ち悪さに驚いた。
こんな私がこれからも、好きな芸人さんについて気持ち悪ーく語っていきたいと思っているので、これからもお付き合いいただけたら幸いである。
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