34日目 岐阜ー大垣
昨日とは、うって変わって、今日のんびり起床である。
今日は時間的に余裕があるからだ。歩く距離の問題である。
本当は米原まで行きたかったけど、ここ岐阜からだと、おなじみグーグルさんに見積もってもらったら10時間以上かかるようだった。さすがにそれは厳しいので、今日は大垣まで進んでそこに泊まる予定にしたのだ。
以前、熱海に向かう際、小田原で泊まったときと同じかな。ちなみに、大垣の先に天下分け目の関ケ原があって、そこに泊まれたらいい感じなのだけど、泊まれるホテルが見つからなかったのでパス。
というわけで、のんびりと出発。
ホテルのあった北側から、線路をくぐって、再び南側へと移動。特に最短距離を取る必要もないので、ある程度適当に大垣方面へ向かう。まずは線路沿いに西へと進み、県道151号線にたどり着くと、今度は左に曲がって南へと進む。さすがに県庁所在地だけあって、道路は広く整備されていてどこも歩きやすい。そして次の大通りを右へ曲がって西へ。ちなみにこの道は県道1号線。どう名称を付けるのか知らないけど、最初に出来た道なのだろうか。中央分離帯のある二車線歩道付きの歩きやすい道だ。さっきからずっと快適で、これならもっと長く歩けそうなだけに、今日は歩く距離が短いの少し残念だ。
そのまま国道21号線に合流し、岐阜駅からのんびりと一時間ほど歩いて、岐阜県庁近くまで到着した。大垣まで12キロという看板があった。
県庁には用がないので、そのまま西に進む。なんかラーメン屋が多いかなってロードサイド店を見ながら歩いていると、上り坂になっていつの間にか道路わきの家の屋根を見下ろすようになっていた。穂積大橋である。そして下に流れるのは、木曽川とともに濃尾平野を作り上げている、長良川だ。川自体は特筆するほど大きくも感じられなかったけれど、やっぱりネームバリューのある川は印象が違う。
橋を渡り切ると橋の名前である「穂積市」と書かれていた。最近では市境を意識することも少なくなってきたけど。橋の上から見える西側にはうっすらと山々が見えた。関ケ原が近づいているのかな。
途中何度目かのラーメン屋で早目の昼食を摂って休憩して再出発。似たような道を、何度か川を越えながら進んでいると、また大きな川が近づいてきた。
揖斐川(いびがわ)だ。フリガナが降ってなかったら読めなかった。そして対岸の河川敷の辺りに、「大垣市」の看板。大垣に到着だ。
そこからは国道から逸れて、小さな道を進む。大型トラックが通っていない道にほっとする。住宅街を抜け、新幹線の線路をすぐ右隣に見ながら大垣駅目指して進む。
イオンの裏を抜け、小さな通りを進み、無事大垣駅に到着。のんびり昼食付で歩いてきたのに、予想通り時間が余った。
チェックインの時間も先なので大垣城にでも寄ってみた。
お城は駅から南へ歩いてちょっとのところにあった。公園の中に建てられた天守閣は昭和になって再建された鉄筋コンクリート製。中の展示物も含めて、清須城みたいな感じかな。ただ周りの公園が広くきれいに整備されていて、雰囲気はよかった。お城に来るまでの道も城下町風に出来ていたので、観光地としては、今風でいえばインスタ映えするかもしれない。
あの日は急いで見ていた展示を今日はゆっくり見て回った。
さて今日はこれくらいにして、明日に備えて早めに休むことにしよう。
というわけで、ちょっと早いけど今日はここまで。お疲れさまでした。
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