日本一周を目指し、横浜から大阪まで歩いてみた

２７日目 伊良湖岬ー田原

　ちょっといいホテルで休んで気力も体力も回復。そういえば三浦半島の岬でもいいホテルだったっけ。観光地の雰囲気も似ているし、ホテルも似たようなものになるのかな。

　さて今日の予定は渥美半島の南側を通って東に向かい、また田原市内に戻るルートだ。純粋に同じ場所まで戻るルートは初めてかもしれない。こんなことしているから、もうすぐ一か月になるのに、まだ愛知県までしか来られなかったかもしれないけど。

　田原市内へは、国道４２号線、表浜街道を歩いていくつもりだったけど、右手下に見える海岸の砂浜沿いに道があったのでそっちを行く。車の心配もなく、のんびりと砂浜に押し寄せる波の音を聞きながら歩けるので、気分は凄く良い。

　その道もしばらく行くと、左右を木々で囲まれる林の中に入ってしまう。本当にこっちでいいのかなと思うけど、たまに右手に海が見えるのでそのまま進んでいると、渥美豊橋サイクリングロードと書かれた看板があった。どうやらここはサイクリングロードのようだった。歩いて申し訳ないけど幸い、自転車ともすれ違わなかったし、別にいいか。

　駐車場があって看板に一色前畑海岸と書かれていた。ここからは先に道はなさそうなので、左の国道に戻る。国道の周りは林に畑、ビニールハウスが並ぶのどかな風景が広がっていた。

　あかばねロコステーションという道の駅の看板。あと5.5キロ。電車を利用して観光地旅行しているときは、まったく縁のなかった道の駅だけど、徒歩の旅をしていると意外にも助かる。着くころにはお昼時だから、ちょうどそこでお昼にしよう。

　途中また海沿いに出られそうだったのでそっちの道を行く。まだ道の駅までは大丈夫だろう。右手に海を見ながらゆったり進み、また国道へ戻る。少し家が目立ってきて、町中に入ってきたイメージだ。

　そこから進むと港が見えてきた。赤羽根港。なるほど。道の駅の「あかばね」はこれだったようだ。

　そして駐車場が広々とした道の駅を発見。駐車場からは海が見えて、開放感がすごくて気持ちいい。レストランで定番の海鮮丼を食べて、駐車場に停まっていた移動販売車でジェラートを購入した。たまにはこうのんびり過ごすのもいいかな。最近暑いから助かる。

　さて出発。再び国道に戻って東へ進む。町並みを越えていくと、この先左田原市街という看板が見えてきた。そこを曲がって県道２８号線を通って一昨日訪れた田原市街に向かう。進む道は違うけれど、一度通過した町に再度訪れるというのは味わいがあるものだ。一日しか開いていないのがもったいないけど。

　県道に逸れたからか、街並みから見慣れた畑の広がる田園風景に変わった。

　それでも国道２５９号線を渡ったあたりからだいぶ建物も増えてきた。そろそろ田原市街も近く感じる。

　あ、日産のお店だ。トヨタ以外もあるんだなって、何気なく思ってしまった。

　警察署を越え右手に曲がると駅はもうすぐだ。一昨日は北側から見たけれど、今日は反対の南側からだ。こっちから見たほうが見た目もいい感じ。真新しい黒塗りの三河田原駅を見ると、帰って来たって感じだ。

　さて今日は、一昨日泊まったホテルにまたお世話になる予定だ。

　せっかくなので、ここからは記憶を頼りに地図を見ないで行ってみようかな。

　というわけで、今日はここまで。お疲れさまでした。