第19話 スレイヤーズ
面白さ
時間 5
世界 8
一般 6
玄人 8
サブカル 9
影響力
サブカル 8
社会 2
世界 2
なんか久しぶりに書きたい気持ちになったので続きを書きます!
今回紹介しますのはスレイヤーズです♪
30代以上には名の知れた異世界ファンタジーの金字塔の一つです!
主人公リナ=インバースは天才美少女剣士にして魔導士の少女で、『盗賊殺し』や『ドラまた』などの異名で知られるハチャメチャな女の子。
そんな彼女が『賢者の石』をめぐる謎の陰謀に巻き込まれることで、魔族との因縁の戦いが始まる……
と言った内容の作品になります。
本作の見どころは何と言っても個性豊かな仲間たちと個性豊かな敵たちですね。
日本のギャグファンタジーの原点とも言える作品で、ラノベという言葉を広げた作品でもあります。
ヤバい性格の味方が現れる一方で、敵の方がまともというちょっと変わった作品でもありますが、日本三大ファンタジーを選べと言われると、僕はロードス島戦記、スレイヤーズ、ゼロの使い魔を指します。
今回は彼女が『チート主人公』の先駆けでもあるので、その辺を深堀りしていきましょう。
まず、彼女は基本的に最強に近いレベルで、盗賊団を一人で撃破したり、ならず者たちを魔法で吹き飛ばしたりとそう言った真似を簡単にやってのけるほどの猛者です。
ですが、敵の方はと言うと、これまた毎回苦戦するほどの強敵が多く、魔王や四天王に苦戦したかと思えば、ただの魔族相手でも相当な苦戦を強いられることも多いです。
一言で言えば、「雑魚相手なら無双できるが、強者相手だとやっとで勝てる」という絶妙な強さが彼女をヒーローに変えています。
基本的に強い弱いはレベルや数値で安易に示せるものではありませんし、この作品では安易な強さの表示が無く、手練れ同士ではその能力は均衡しているように見えます。
それ故に「強さのインフレ」が抑えられているのが強みでもあります。
『数字』は確かにわかりやすいですが、一方で『インフレ』が求められてしまいます。
最初にこれを出したのはキン肉マンですが、流石にこの危険に気づいたのか、一億パワーで限界としています。
それ故にキン肉マンの面白さは損なわれることが無かったです。
また、ドラゴンボールも途中から戦闘力表示を無くして、強い弱いをわかりにくく、味方の感覚で『あれぐらいなら何とかなる』とか『あんなの絶対無理だ』とかで伝えています。
また、スレイヤーズでは主人公が常に強者であると同時に博識なので、『説明役』も兼ねています。
また、リナとは逆に無知のガウリィが相方なので、必然的に『会話』で説明がされるので、自然に状況がわかります。
個性的な奴らが集まるので自然に会話が面白くなり、それゆえに読者を飽きさせません。
流石にギャグが昔過ぎて、今の子にはちょっとキツイかもしれませんが、古のどつき漫才を楽しんでみては?
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