第7話 バニーブラックシリーズ

面白さ


時間    7

世界    0

一般    0

玄人    7

サブカル  7



影響力


サブカル  7

社会    0

世界    0


 再びエロゲーです!

 今回は『バニーブラックシリーズ』をまとめて紹介します!


 まず、バニーブラックですが僕が好きなエロゲーメーカー「ソフトハウスキャラ」の看板ゲームでもあります。


 気になる内容はと言えば・・・


 主人公ダークスは魔王の迷宮に潜入して女魔王フォーゼロッテと直接対決までは行ったのだが惜しく? も破れ、逆に魔王フォーゼロッテに助けられることになる。

 そして魔王の命によって部下にとなって忠誠を誓うことになる。


 この時に魔王の角の一部を体に埋め込まれたため、毎日セックスし続けないと死ぬ体になってしまう。


 だが、元々スケベな性格ともぴったりマッチして魔王の配下としてのし上がっていくことになる。


 1では魔王の配下として着実に成果を上げて最後には魔王フォーゼロッテと結婚して自分が魔王になり、

 2では突如襲ってきた天界の軍勢と戦いになり、天界の城に潜入して倒し。

 3では魔界の大魔王の使者に魔王失格の烙印を押され、それを払拭するために町を大きくする。


 古き良きダンジョンRPGでダンジョンへの行き来は全て『扉』と呼ばれるワープ装置を元に移動します。


 ソフトハウスキャラの伝統でもある『子種をばらまく』タイプの主人公で最終的には愛人が三千人を超え、子沢山の家族を作ります。


 ゲーム自体もやりこむ要素があり面白いのですが、個人的にはストーリーが好きです。


 特にダークスが人間臭い性格なので非常に感情移入しやすかったです。


 基本的には『魔王になって好き放題セックスしまくる』というわかりやすい内容なんですが、主人公の考え方が好きです。


 3には三人の女性キャラ(ヒロインとは言いにくい)が出てきます。


 一人はルーアルテ。

 彼女は若手ナンバーワンの実力でありながらその実力を過信して迷宮探索中のダークスに襲い掛かりますがあっけなく返り討ちに遭います。

 そして襲われるところを姉の親友のキュリハに助けられますが、納得がいかずにもう一度ダークスを襲い、返り討ち。今度は流石に助けてもらえずにあっけなくやられます。


 もう一人はルーアルテを助けたキュリハ。

 彼女は天界の次世代指導者候補の一人で、ダークスには天界からの大使として訪れますが、ダークスの強さを見て戦ってみたくなり、正々堂々と宣戦布告をした上で戦い敗北。

 ダークスにやられます。


 最後はミレニアーナ

 ダークスの宮殿の近くに住む魔族の一族でダークスに攻撃的な同盟に属していましたがダークスが来ると同時に降伏。

 素直に従いました。


 この三人へのダークスの対応がわかりやすい。


 ルーアルテは『危険な敵』として現れたので強姦され、徹底的にやられます。

 キュリハは『正々堂々と戦う敵』になったので一応、エッチしたのですが、どちらかと言えば和姦で、やる前に「無理に従うことは無い」とやさしさを見せています。

 最後のミレニアーナは種族的な特徴としてオッパイ丸出しの衣裳を着ているのですが、エッチすらされていません。


 「それはそれでどうなんだ?」と思えるかもしれませんが、英雄とは元来こういったもので、『戦う』ということの本質を指しているともいえます。


 前に飲み屋で「戦国時代は何をやっても許される時代だった」と主張した人が居ましたがそれが許されるはずがない。


 『裏切っても良い』は『裏切られても良い』でもあります。

 『殺しても良い』は『殺されても良い』でもあります。


 それ故に信義というモノが重んじられ、そう簡単に同盟すら結べなかったのです。


 ゆえにはっきりとした意思表示を『行動』でもって周りに示す必要があります。

 ダークスはそういった『ヒーローの条件』を満たしてもいる魔王なんです。


 昨今、なろうでも魔王になって好き放題やる小説が流行ってます。


 されどダークスの姿は『魔王』でもあり、『英雄』でもあります。


 本当の英雄について考えてみてはいかがでしょうか?



PS


 尚、ストーリーを書いた内藤騎之介さんはなろうでも書いていて、『異世界のんびり農家』も既に出版されてます。

 こっちも面白いです。


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