第2話 AKIRA

面白さ


時間    2

世界   10

一般    7

玄人    9

サブカル 10




影響力


サブカル  8

社会    5

世界    7


 不朽の名作という言葉があります。

 文字通り『朽ち果てることのない名作』という意味ですが、その一方で『朽ち果ててしまった名作』というのもあります。

 

 今回紹介するのは皆さんも一度は見たことのある名作映画「AKIRA」です。

 内容は知っている人も多いと思いますが、以下がWIKIより抜粋したあらすじです。

 

 1988年7月、関東地方に投下された「新型爆弾」により、第三次世界大戦が勃発。それから31年後、新首都のネオ東京では反政府ゲリラと軍部との暗闘が続いていた。


 タカシとの衝突を機に超能力に覚醒した鉄雄は、軍や暴徒を退けてオリンピック会場のアキラの封印を解くが、そこにあったのは分析のためにバラバラに分解されたホルマリン漬けの臓器だけであった。レーザー銃を手に入れた金田が鉄雄との対決に敗北する一方、大佐がSOLによるレーザー照射を実行。鉄雄はこれによって右腕を失うが、超能力によってSOL自体も無残に破壊した。金田たちはそれに紛れて一時撤退、鉄雄は右腕の肩代わりとして瓦礫の破片を義手にするのだった。


翌日、オリンピック会場で玉座に座る鉄雄は大佐の説得を退けるも、金田は最終決戦を挑む


アメリカ、イギリス、フランスなどの当時の映画先進国から絶賛され、今でもハリウッド・リポーター選出の大人向けアニメ映画のベスト10において4位にランクイン[5]するなど絶大な人気を集めると共に、その後の大人向けアニメの先鞭をつける形となった作品です。


 それだけにアニメ好きな人なら一度は見る映画なんですが、ビデオで見て「アレ?」って思うまでが仕様です。


 何故なら『全然面白くない』からです。


 どっかで見たような構図。どっかで見たようなキャラ。どっかで見たような能力。

 アクションももっさりしてるし、今でも世界で『凄い!凄い!』と言われている割には全然面白くない。


 理由は単純で『凄すぎて真似されまくったから』です。


 最近のなろうも『異世界チート』がデフォになってますがそれと同様のことが起きたのが原因。

 

 今の超能力系アクションアニメはこの『AKIRA』がベースになってるので多大な影響力を持つ一方で『進化した今のアニメに劣る』結果になってしまったのです。


 アニメ界に大きな功績を残した一方で陳腐化するという悲しい結果。


 今の人が見ても全然面白くないのです。


 ただ、『原点に立ち返る』のも大切なことです。


 原点に戻ってから違う進化を遂げるとまた新しいものが生まれるからです。


 もし、オリジナリティあふれる物を作りたいと言うのであれば一度見てみるのもいいのではないでしょうか?

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