サブカル大批評

第1話 この世の果てで恋を唄う少女YUーNO

面白さ

時間　９

世界　０

一般　０

玄人　９

サブカル　９

影響力

サブカル　　８

社会　　　　２

世界　　　　２

　最初からエロゲーで行きます！

　ですが僕のペンネームの剣乃は勿論このゲームのシナリオを考えた剣乃ひろゆきさんから取ってます！

　このゲームはエルフの蛭田昌人と剣乃ひろゆきという天才二人の合作でもあるのでこれだけの評価です。

　内容はと言えば主人公のタクヤはある日、失踪した父親から送られてきた謎の道具により、時間と世界を行き来することが出来るようになり、様々な謎を解くために世界と時間を行き来する。

　ストーリー自体は有りがちなのですが凄いのはゲームの中身！

　普通、時間を行き来するゲームはクロノトリガーのように世界までは変わらないことが多く、並行世界を行き来するときは一方通行にしかならない。

　要するに元の世界には戻れないことが多いんですね。

　だが、このゲームは元の世界の時間軸も含めて戻って、並行世界を行き来することが出来るんです！

　それまで並行世界や時間逆行については定義があやふやで、いまいちわかりにくいものでドラえもんにおいてもラプラスのリバースデビル理論が出てきますが、これも実は間違ってたりします。

　非常に難しい問題だったのですが、このゲームは並行世界と時間について学べるのです！

　このゲームが（エロゲーとしては）大ヒットしたため、後世のクリエイター達に『時間と並行世界』を学習させたことでマブラブやシュタインズ・ゲート、ひぐらしなどの時間と並行世界がテーマの作品が世に出やすくなったんです！

　また、カニバリズムや近親相姦などのタブーにも触れており、ストーリー自体も衝撃的なもので、そちらも少なからず影響を与えております。

　そしてこのゲームの何よりも凄いところは『ゲーム以外に出来ない』点です。

　自分も少なからず挑戦したことがあるんですが、このゲームは小説化できないのです。

　書けば書くほど訳が分からなくなり、ストーリーが粉砕します。

　ところがゲームですとすんなり出来るんです。

　ゲームという媒体を大いに生かしている好例でもあるので一度プレイしてみてはと思います。

追伸

　アニメにはなったみたいですが、結局世界を行き来するという肝心かなめの部分は映像化出来ないみたいですね。

　歌は良いのに内容が今一つ思い切りが悪い。