妖怪おしりふき

第1話妖怪おしりふきの生態

江戸時代中期頃から目撃され始め現在に至る。

色は主に白、薄い赤、黄緑、水色などの淡い体色をしている。

体長は20cm~40cm程度。

時代が移り変わる内に、木の葉、ちり紙、ティッシュ、ウェットティッシュなど、おしりを拭いてくれる素材も徐々に移り変わっていったと言われている。

生態としては、人間が寝静まっている深夜などに現れ、おしりの汚れを拭き取ってくれる優しい妖怪。体長150cm~で鼻息が荒く、無理におしりを拭いてくる者、それは普通に変質者なので速やかに通報しよう。

しかし、ただ優しいばかりのおしりふきだけではない。おしりふきに関する死亡事件も確認されている。体長60cm~80cm程度で両手が一番粗いタイプの紙やすりになっているおしりふきも存在している。

妖怪おしりふきモドキと呼ばれ、主に痔を患い苦しんでいる人の所に現れやすりを擦り付ける。又は粘膜が弱っている高齢者や乳児に擦り付けて大量出血させ死に至らせる場合もある。現在のところ予防策は無いとされている。