【海祭り】
場面1
一部の文章はakua様よりお借りしました
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青い海、白い雲、眼下に広がる白亜の町並み。
そして___海の中へ続く橋といくつも連なった鳥居を潜り抜けた先に、その国は本来の領土を抱えて佇んでいた。
いつもなら静かで青一色のその町も、島の上の白亜も。
今は様々な色で溢れかえっている。
今日この日、滄劉は海祭りを開催していた。
長い年月を経てここまでにぎやかになるほど形骸化されてはいるものの、この国に眠る海の始祖を慰める唄を捧げるための祭りがこれであった。
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シルフィは深呼吸を数度繰り返す。
本番はまだ来ないとはいえ、それでも緊張が胸の中に圧し掛かっていた。
ぴと、と冷たいものが頬に当たってシルフィは思わず「ひゃあ!」と声を上げる。
イタズラしてきた男をじとりと睨めば、彼は肩をすくめた。
「少し緊張をほぐしてやろうと思ったんだよ」
「……びっくりしました」
「ごめんって」
竜族たちに会釈をし、それからホルストはシルフィの隣に腰掛ける。
シルフィに渡されたのは特殊な形状の瓶だった。
中には液体が入っていて、気泡が沢山浮いては弾けを繰り返している。
一口飲む。
しゅわしゅわとしていた。
「……クロヴィスさんは?」
「ああ、あいつならディアルに誘われて遊びに行ったよ。
いつもならここで待機するのはあいつだし、たまにはって譲った」
彼女に渡したものと同じものをホルストは飲み干す。
瓶の中の硝子球がシルフィの目を映した。
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さて。
今回この祭りには群から遊びに来ている面々もいる。
竜族たちからお礼代わりにと屋台が無料なのも彼らが遊びに来ている理由の一つだろう。
屋台を出す者、屋台を回って祭りを謳歌するもの。
群の面々は各々好き勝手に過ごしていた。
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じゅぅじゅぅと熱された油に具材と麺が焦がされる音、客引きをする女性の良く通る声。
それらが喧騒の中に混じり合う。
祭りの熱気に煽られた中、胃の腑をくすぐるようないい匂いにつられて人はその音の元へと引き寄せられていく。
祭りと言えば、なんだろうか。
たこ焼き?金魚すくい?
否。
焼きそばだ。
無論これはどこぞの誰かの見解である。
しかしながらこういった場所で買い食いをした食べ物ほど美味いと感じるのは事実。
気分に乗せられやすい人の宿命だ、さがだ。
いつもの装束ではなく、Tシャツにジャージ姿の彼はただ黙々と鉄板の上でひたすらに焼きそばを焼いている。
彼はイグニス=クリムゾン。
つい最近までその過去をめぐる争いを繰り広げていた彼だが、今はこうやって焼きそばを焼き続けている。
無論彼だけだったなら気難しいタチに見えるために客も少なかっただろう。
だが、彼には強い味方がいた。
「いらっしゃい、いらっしゃい!そこのお兄さん、焼きそばはいかがかな~!お祭りのお供に食べるなら焼きそばだ!」
何だか持論を押し出しているが、彼女の声は良く通る。
そう、彼女はアルトゥール=ゲオル=パラケリアだ。
何を隠そう、今彼が焼きそばを炒めている鉄板もこても、全て彼女が作った。
素晴らしく手先が器用な錬金術師である。
流石白辰出身。
そしてなんとただの技術者ではなく、コミュニケーション能力が抜群にあった。
それゆえこうして真顔で黙々と焼きそばを焼き続ける彼の元に人が集まっている。
中身は至って普通の焼きそばだ。
「二つください」
そこに現れる、魔族の少年。
彼の後ろには困っているわけでもないのに常に眉尻が下がっている梟の青年がいた。
つまりは、ディアルとクロヴィスである。
「やあ、良く来たね。はい、焼きそば」
「ありがとうございます~!お腹空いちゃって」
「あはは、もういい時間だしね~」
のほほんと話す二人を横目にクロヴィスはそっとイグニスに水の入った容器を渡した。
「差し入れ……だが、まあ、飲めたら飲んでくれ。暑いだろ」
「ああ……感謝する」
ここはそれなりに涼しい。
とはいえ、こんなに人が密集していて更には鉄板の熱気を受けているのだ、暑くないはずもない。
列を一瞥し、クロヴィスはディアルの肩を叩くと一緒に他の屋台へ移って行った。
それから目を離し、再び焼きそばを量産する作業に戻っていく。
少しして、赤い薔薇の着物が目の端に映った。
「三つくれ!」
思わずぎょっとしてイグニスが顔を上げる。
しかしすぐに彼女なら仕方ない、という顔になった。
そこにいたのはロザリエだった。
彼女は大喰らいなことで有名である。
その顔に色々わかったのだろう、ロザリエは照れたように笑った。
「その、つい」
「いや。……ほら、持ってけ」
「ありがとう!」
見事に三パックを器用に片手に持った彼女は満面の笑みを浮かべた。
華奢に見えるその体のどこに入るのかという疑問は無意味である。
事実彼女の胃には入ってしまうのだから。
もう片手には既にたこ焼きが五パック乗っかっていたのには気づかないふりをした。
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いくつかに分かれた棚の上に色んなものが立つように置かれている。
その前のカウンターには玩具の銃とコルク。
察した人もいるだろう。
そう、射的である。
群に銃を扱う者は多い。
彼らの手にかかってしまえば悲惨なことになるだろうことは目に見えていた。
現に店主はひやひやしている。
軽い発砲音。
コルクは標的から外れた。
一度で三発まで撃てるそれだが、しかしこれは三発目だった。
「……むう。」
緑の長い髪を一つに結った青年の魔族が唇を尖らせる。
たかが射的であろうと普段近接しかしない彼に景品を撃ち落とすのは至難の業だったらしい。
その後ろで少女のような格好をした少年が、両手にカキ氷を持って待機している。
ウズメは自分の主人である魔族……ヤナギがこの竜族のための祭りと言うべき祭りに参加すると聞き、間違っても竜族に手を出さないよう見張るために来ていた。
だが予想に反してヤナギは祭りを楽しむタチだったらしい。
元々この国の出身だったが故のことかもしれないが、少なくともウズメが想像していた嫌な事態は逃れられた。
先ほどもこのイチゴとブルーハワイのカキ氷を買ったところだったのだ。
「取れると思ったんだが」
少し名残惜しそうにヤナギが鉄砲を置く。
そして自分のイチゴのカキ氷をウズメから受け取るとしゃくりと一口ほお張った。
ウズメも同じように自分の分を口に運ぶ。
彼がイチゴのシロップを選んだのも正直意外なことだとウズメはこっそり思う。
てっきりメロンを選ぶものだと思っていた。色的に。
しゃくしゃくと数口食べてから少年は静かにカウンターに近づいた。
「俺が取る。どれだ?」
「あの白い……何かのぬいぐるみ」
「わかった」
伸びてきた触腕にカキ氷を渡し、店主から玉を三つ受け取る。
狙う景品は上段に置かれた白いぬいぐるみ。
あれは……うさぎ?タコ?
どちらでもいいだろう。
一発目。
命中。そのままぐらりと後ろに倒れ、それは無事に棚から落ちた。
「……後二発は……」
ちらりとヤナギを見る。
ヤナギは白いぬいぐるみが取れれば満足だったようで自分のカキ氷を食べていた。
棚に目を戻すと他にあったかわいいぬいぐるみを二つほど打ち抜いて落とす。
どちらもきっちり命中している辺りが店主泣かせだ。
店主から三つのぬいぐるみを受け取る。
それにしてもこれは一体何のぬいぐるみなのだろうとウズメはじっと手元のぬいぐるみを見つめた。
白いもの同様何なのかが全くわからない。
しかしかわいいので問題ないだろうとウズメは頷いた。
「さて、次はどこに行くかな」
「林檎飴は?」
「それもいいな、そうしようか」
二人が去っていくのを店主が安堵したように見送る。
そんな射的の屋台の前でぴたりと脚を止める少女が一人。
白いふわふわの髪に長い兎の耳を持っている。
幼い子が一人?と店主が首を傾げかけるが、その後ろから茶髪の少女がやってきた。
姉妹だろうか。
「どうした?」
「あ、いえ……」
ちらちらと少女が棚の方を見ている。
棚には海の竜を模したぬいぐるみやらお菓子やらが置いてあった。
合点が行ったらしい茶髪の少女が挑戦する。
一発目。
海の竜のぬいぐるみに当たるも当たり所が悪く少しずれただけで倒れない。
二発目で同じものに当てて落とす。
三発目は適当なお菓子を落とした。
受け取ったぬいぐるみを受け取った白い少女が「マスター、ありがとうございます!」と笑っている。
もしかすると魔族なのかもしれない。
対する茶髪の少女は頬を掻きながら「腕が鈍ったか……?」と呟いていた。
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麦藁帽子を被ったトカゲが林檎飴を売っている。
字面だけ見るとシュールだろう。
絵面を見てもシュールだ。
大背鰭の怪物という無名の魔族が林檎飴を売っている。
恐竜のような見た目が子供に人気らしくわらわらと子供が林檎飴を買っては親の元に戻っていった。
親の方は大分警戒をしているが、しかしアーキタイプが乗せていった麦藁帽子でマシになっている。
「えっと、林檎飴ください」
兎耳の魔族……マリアがコメットと共に現れた。
マリアは頭に海の竜のぬいぐるみを乗せている。
バランスがいいのだろうか、特に支えのないそれは落ちる気配がない。
その後ろから両手に菓子を持ったコメットが口を開く。
「マリアの分とあとシルフィの分も。
他んとこ回ったら渡しに行くからさ。
……あと麦藁帽子にあってるぞ」
最後は笑い混じりだった。
少し前に歌の駄目出しをされたことがあったが、それの意趣返しとでもいうのだろうか。
無論あの時と違ってコメットは何にも脅かされてはいないから、今歌えばきっと素晴らしい歌が歌えるだろう。
が、そんなことを蜥蜴が知る由もない。
ぴきりと青筋が立ちかけるものの、蜥蜴は首を振って二つ林檎飴を差し出す。
兎の小さな手が両方を受け取った。
「ありがとうございます」
「……いや。落とすなよ」
りんごを丸々一個使ったために頭でっかちのそれは少し重かった。
だから珍しいことに……勿論彼女が彼が優しく接する対象である子供だったことも要因の一つだが……蜥蜴は注意をするよう声をかける。
マリアはにこっと笑い、両手でしっかりと二本を持つ。
コメットが肩をすくめながら一本を受け取り、マリアはきょとんとしつつ自分の分をぎゅっと握った。
こちらに手を振りながらマリアたちが去っていく。
それまで屋台の裏の方で林檎飴を舐めていたアーキタイプがひょこりと頭を出した。
そしてマリアの背中を見るとにんまり笑う。
最も、すぐに蜥蜴の手で屋台の下へと頭を引っ込められてしまったが。
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ここまででも大分個性的な面々が屋台を開いていたと思う。
だがレイヴンに至っては鉄兜を付けたまま大判焼きを焼いていた。
暑くないのだろうかと何人かが気にしていたが、本人の表情が見えないために真相は闇の中。
大蜥蜴のインパクトを越えた人々にとって彼から大判焼きを買うのはさしてハードルの高いことではなかった。
だが、ここに一人。
購入するどころか顔を合わせることすらハードルが高すぎて一向に少し離れた場所から動かない少女が一人いた。
何人かは察しているかもしれない。
恋する乙女……もといトルエノである。
ぴこぴこと耳を揺らす彼女は、他の参加者同様浴衣を着ていた。
勿論それを見せることになるのも彼女が彼に会うために越えなければいけないハードルを高くしているのだが、それ以前の問題があった。
「……レイヴン様素敵……」
そう。
それが原因である。
かれこれ何十分かはわからないものの、彼女は要するに見惚れているのだ。
やっぱりいつものように鉄兜を被っているため顔は見えないのだが。
普段洋装の彼だが、この祭りの素晴らしいところは普段洋装をしている人たちが和装をしようという気になるところであるとトルエノは後に力説する……かもしれない。
この距離でさえ見惚れてしまうのだから正面になんか立ったら一言も喋れないまま終わるというのがトルエノには理解できていた。
その結果がこのストーカーのような行動である。
勿論邪魔にならないよう適当な場所にいるのだが。
そんな彼女の肩を叩く人が一名。
全然周囲に気を配っていなかったトルエノは思わず声を上げかけじとっとその誰かを見た。
「うわ……ヤナギじゃないですか……」
「何、別に今日はお前の一部をくれだとか言うつもりはない」
「信用できないんですけど……」
トルエノは逃げ腰でヤナギを睨む。
が、その後ろにぬいぐるみを抱えたウズメがいるのを見るとそれをやめた。
「……まあ、そっちの人間がいるなら大丈夫ですかね」
「ああ、今日は安心していい。
誰かを襲おうとしたら止めようと思っていたが、思っていたより大人しくしている」
「あなたがそういうならそうなんでしょうが……本当に?」
「勿論。カキ氷のイチゴ味を食べて「舌が赤くなった」と楽しんでいた」
「……子供……」
「ついでに射的で目当てのものが取れずへそを曲げていた」
「ウズメ、それは言う必要があったか?」
ウズメのお墨付きで漸く完全にトルエノの警戒が解ける。
ヤナギのことは信用していないしする予定もないが、従者の方はストッパーなりえる存在なのだと理解していた。
さてはて、自分の鱗が目的でないなら、一体なんで声をかけてきたのか。
トルエノは少し考え込む。
その間ヤナギが移動しない辺り自分に用があるのだろう。
しかし少しも思いつくものがなくやがてトルエノはため息を吐きながらヤナギを見上げた。
「……で、何の用です?」
「なにやらじっと見つめていたようだから」
「うん」
「私が引きずっていってやろうと」
「なんて?」
「大丈夫、体をもいだりしない」
「ちょ……人間!とめてください人間!!」
「ウズメなら先に買いに行っている」
「人間ーーーーー!!!???」
トルエノの叫びは喧騒に掻き消された。
その数分後、逃げ回るトルエノを捕まえたヤナギが彼女の手を掴んでレイヴンとウズメのところへ連れてくるという事態に陥るが、それはまた別の話である。
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そして今、ここで人を何人か殺していそうな笑顔を浮かべて子供に逃げられている男が一人。
彼はヴィノス。
今回わたあめの出店を出しているのだが……何分顔が怖い。
そう、子供が好きで子供が好みそうなものを出したはいいが、顔が怖い。
それをわたあめを買いにか訪れたロザリエに叱咤されてしまった。
「笑顔とはこうだ!!君は怖いから私に任せろ!!」
「助けなんていらねぇ」
「つべこべ言うな、助けると言ったら助けるんだ!!」
こういった類の人間には何を言っても無駄だと判断したらしい。
彼は諦めてロザリエの好きにさせることにしたらしく無言で客引きを任せた。
「そう言えば、名前をまだ聞いていなかったな。私はロザリエ・リーベス、よろしく頼む」
「……ライグだ」
ヴィノスはまた会うこともないだろうと偽名を名乗る。
しかしロザリエは洞察力が鋭く、それに気がついてヴィノスを不満げな顔で見た。
それを見るとヴィノスもそのことに気づいたようでため息を吐いて本名を名乗る。
「ああ、嘘は良くないぞヴィノス!!」
「ヴィノスさんだろ、一応俺が年上だ」
そんな掛け合いの後にまたロザリエが客引きをする。
しかしどんなに試行錯誤をしても人は来なかった。
やがて少しすると見覚えのある二人が通りがかり、それに気がついたヴィノスが声をかける。
「マリア……と、コメットか」
「あ、ヴィノスさん!!」
「おい、俺をおまけみたいに言うな」
「わたあめひとつ下さいっ!!」
「おう」
「シルフィちゃんに渡すんですっ」
「シルフィにか。じゃあ少し大きめに作ってやるか……」
ヴィノスは小さく誰にも言うなよ、と言った。
マリアは笑顔で何度も頷く。
その笑顔を見るとヴィノスは自然と頬が緩むのを感じた。
「おお、ヴィノス!!まともな笑顔も出来るんだな」
「ヴィノスさんだって言ってんだろ。」
横から入ってくるロザリエの感嘆に対し、そうツッコミを入れながら少し大きく綿飴を作ってマリアに渡す。
マリアは両手でそれを受け取りにっこりと笑った。
「ありがとうございます!!」
「段差で転ぶんじゃねぇぞ」
「はい、気をつけますっ」
近くでロザリエと話していたコメットを呼べばマリアはヴィノスに手を振りそのまま去っていく。
それを見たからだろうか、近くで祭りを謳歌していた人々が続々と集まってきた。
ヴィノスはというとそれに驚いたようでロザリエに目を向ける。
彼女はぐっと親指を立ててサムズアップをしてから客引きに戻った。
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やがてホルストがパシリに……買出しに行かされシルフィは一人手持ち無沙汰といった様子で座っている。
トルエノのように竜族でない自分がここにいるのはやっぱり変なのではないか。
そうでなくとも歌の上手いコメットがここにいるべきではないのか。
緊張がまだ解けず悪い方向へと思考が転がっていく。
「シルフィちゃん」
声をかけられ顔を上げる。
そこにはマリアとコメットがいた。
二人して荷物が多い。
祭りを楽しんできたんだろうなと思うと嬉しかった。
「マリアちゃん!コメットさん!
どうしたんですか?」
「差し入れに来たんだよ。な?」
「はい!
これとこれとこれどうぞ!」
マリアがコメットと祭りを回り集めた甘いお菓子がシルフィの手に乗せられていく。
シルフィはきょとんとしていたが、やがてくすくすと笑い出した。
まずわたあめを齧る。
ふわふわしていて、甘い。
幸せな気持ちが胸の中で膨らんだ。
「ありがとうございます、マリアちゃん。
ふふ、わたあめ、マリアちゃんみたいでかわいいね」
「えへへ……あの、がんばってください!」
かわいいね、と言われるとマリアはにこにこと嬉しそうに笑った。
そしてガッツポーズをすると応援をするようにそう口にする。
シルフィはそれにまた笑顔を浮かべると大きく頷いた。
彼女が歌を歌うまで、あと少し。
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