「海祭り」
青い海に抱かれ、その白亜は佇んでいた。
___ここは滄劉下部。
深い波間から、夜空の星の煌きに似た灯りが微かに見えている。
毎年の某日、この国は海の聖母を慰めるという名目で祭りを執り行っていた。
その祭りでは海の竜族たちが聖母に舞や歌を披露する、儀式の時間があるのだが……。
「___つまり、背格好や歌える音域が近いシルフィが、今回その竜族の代わりに唄を捧げるってわけだよ。海の竜族曰く「母がお選びになった」らしいけど、竜族もセイレーンの子供もいるってのに何でシルフィなんだろうね?あの子王のこと信仰してなかった?」
「……話がずれてるぞ」
「あ、ごめんごめん」
場面は変わって、群の会議室にて。
儀式にて唄を捧げるはずだった本家の娘が喉を痛めて歌えない。
群に対する依頼は、その竜族の代わりに歌う誰かを求めているというものである。
「で、俺とクロヴィスはそれのついでで護衛とか買出しとかをするわけだけど……」
「言い方は悪いが、パシリだろうな。」
「そそ。竜族たちは自衛できるだろーし、もっぱらこれ買ってこいー、あれ買ってこいーって言われるだけだろね。
……まあここまでは俺たちの話。ぶっちゃけきみらにはそんなに関係ないんだ。
で、それならなーんで人を集めてこんな話始めたのかってことなんだけど。
きみたち、お祭り好き?
好きでーすって人で時間が余ってるって人は一緒に行こう。
竜族が俺らに結構なわがままをした代わりに、出店とかの代金持ってくれるってさ。
……あ、あと一部出すはずだった出店が出せなくなったらしいし、何かを売りたいなら俺らから言っとくよ。許可出ると思う」
「シルフィもまさか自分がなると思ってなかったようでな。少し緊張しているようだから、誰かしら声をかけてやってもいいかもしれない。」
_______________
【成功条件】
・お祭りを楽しもう!(失敗判定なし)
・総場面数 2
【期間】
・参加募集期間
6/17~6/23
・第一場面の行動票提出締め切り
~6/30
・第二場面の行動票提出締め切り
~7/10
(全員分の行動票が提出された場合、その時点で締め切りとする場合もあります。)
【場面構成】
今回主催側から参加するのはホルスト、クロヴィス、シルフィです。
第一場面
お祭り本番です。
色んな出店が出ているようですね。
どんな出店があるかは参加者さんにゆだねますが、現実世界にある屋台は大体あるようです。
仲の良い人と連れ立って回るもよし、うっかり嫌いな相手に会ってしまってもよし。
ただ、街中なのでどんぱちするのはやめてくださいね。
竜族の集まっている中央の広場に前述の三人がいるので、顔を見に行く、祭りに誘うなどしてもよしです。
ただし、ホルストとクロヴィスはお仕事の最中ですので、片方が誘われると片方は行けなくなってしまうようです。
第二場面
儀式開始からお祭りが終わるまでです。
儀式を見に行ってもいいですし、そんなもん知らんとお祭りを回っていてもいいでしょう。
お祭りの喧騒に疲れたなら上部に向かって島の上で一息つくのもいいかもしれません。
儀式が終わったら、すっかり夜になっていることでしょう。
さて、夏祭りで夜にあることといえば、なんでしょうね?
(その他質問等あれば公式DMにてどうぞ。)
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