第二十七話



 シルバーファミリーの本拠地である屋敷のホール。

 そこにはファミリーに所属する者のほとんどが招集されていた。

 その数は四十名程度。総数では五十名程度だが、現在絶賛お仕事中だとか。

 

 ホールに集められたファミリーの連中はなぜ集められたのかを不審に思っている様子がある。

 不審の原因は御頭であるヤクトの隣にいる俺にも原因はあるだろうけど。


 「皆仕事の手を止めてすまない。 ……しかし重要な事なので集まってもらった」


 ヤクトの真剣味のある第一声にホールの中の空気が引き締まる。

 流石は御頭というべきか素晴らしい統率力だと思う。

 俺がやっても朱音も美空もそこまで引き締まるかどうか……。


 「気になっているだろうが、この隣にいる方。 旦那が今日から俺達の頭になる」


 『はぁ!? 何言ってんだお頭!』

 

 ヤクトの一言でホール内にヤクトの言葉に対する不満と俺に対する暴言が異口同音に広まっている。

 うむ、ここまで否定的だといっそ清々しいな。この罵詈雑言を今後調教で賛美の言葉に変えるというのも楽しそうだ。

 

 「静かにしろ! ……お前たちも知っているだろうが、俺は強い。 いや、強いつもりだった。 だが、俺は旦那に負けた。 僅差で負けたとかそういうのなら俺も簡単に頭を辞めるつもりは無かったが、手も足も出ないどころか一瞬で出すべき手も足も奪われるなんて経験は初めてでな」


 美空を呼ぼうかとも思ったが手持ちの回復薬で腕も足も綺麗にくっついた。

 正直ゲーム内の薬っておかしいよな。ゲームを成立させるためとはいえ、全ての傷を回復させるアイテムより衣装チェンジというかキャラクターの見た目が変わる装備のほうが値段が高いからな。

 ゲーム内で上物の武器が十万円だとして、パンツ一つが五百万とか普通にあるからな。

 人気のアクセサリーや外装なんて億を超えるし、いったいどういう世界なんだよと突っ込みたくなる。


 あ、話が逸れた。


 「……実はついさっきまで俺は腕も足も完全に切り落とされていた。 それがたった一つの薬でまたこうやって繋がって俺は立っている。 お前達ならこの意味が分かるだろ? ……そんな事がポンポン気軽にできるような奴に俺達は目をつけられた。 はっきり言って抵抗は無駄だ。 ……抵抗してみたい奴がいるなら俺は止めん。 旦那はきちんとそいつも治してやると約束してくれたからな」


 「だったら俺が試してやらぁ!」


 ヤクトの言葉に最初に反応したのは手前にいた筋骨隆々のおっさんだ。

 アーベンといいこいつといい、この組織ガチムチ系の人多くないですかね。

 その手に厚みのあるナイフを持ち、一気に踏み込んできた。見た目や勢いのわりに繊細な足運びと動きで接敵してきたその男は多分弱くはない。

 俺自身がもし現実の体だったら少し苦戦するかもしれない程度には強い。

 実はシルバーファミリーは優秀な人材が多いのだろうか。


 残像を残すような動きで近づいてきたその男のナイフをそのまま掴みとり圧し折る。

 男が反応するよりも速く足を払い、浮いた状態にある体を腕を掴んで強引に壁に投げつける。

 ぐしゃりという肉の潰れる音と共に壁に叩きつけられた男は半死半生といった状態で床に落ちる。


 「……ふむ。 一応手加減したつもりですけど。 他にはいますか? 次はうまく手加減してあげますよ?」


 ホール内を沈黙が支配し、誰も言葉を発さなくなった。

 むぅ……もう少し突っ込んでくるかと思ったがそうでもなかったな。

 崩れおちた男に近づき回復薬を男に向けてぶちまける。

 

 男の体は逆再生でもされているのではと思うほどの速度で体が修復され、治癒された本人は何が起こったのかと不思議そうな顔をしている。


 「痛みはありますか?」


 「あ、いや……え? 俺いま死んだんじゃ……」


 「いえいえ。 まだ殺してはいませんよ。 まぁ死んですぐなら無理矢理にでも生き返らせますけどね」


 「あんた……やべぇ奴だな」


 「いえいえ。 私ほど善良な人間もそうそういませんよ?」


 いたって真面目に答えてみたら白々しいものを見るような眼で見られた。

 まぁ今のは自分でも無理があるとは思うが、もう少し隠してくれてもいいんじゃなかろうか。


 「……見てもらった通り、フェルドでもあのざまだ。 ちなみに俺の魔剣で突き刺しても旦那はかすり傷程度しかつかない正真正銘の化け物だ。 逆らうのは無駄だと思ったほうがいい」


 ヤクトの言葉で誰もが息を呑む。……魔剣?割と普通の直剣だと思ってたけど……。だから俺の防御力を突破してきたのか。すごいな魔剣。あとでちょっと見せてくれないかな。


 「旦那は俺達の組織をまるっと変えるつもりらしい。 ……今の環境から変わるのが嫌なら……ファミリーを抜けるのは止めねぇ。 俺は……旦那についていくつもりだ。 ……旦那についていけば……きっと面白いものを見せてくれる気がするからな」


 「俺もついていくつもりだ。 レムナントからこの王都までの道中旦那についてきたが、はっきり言って俺達が全員束になっても二秒で殺されるくらいの強さだ。 そんな旦那が俺達を使ってくれるのなら……俺達はきっと今よりも胸を張って生きれると思う。 だから俺は旦那についていく」


 ヤクトとアーベンの言葉にそれぞれがどうするかを考え始めているようだ。

 ……この二人は俺の事を少し過大評価しているのではなかろうか。

 しかし、アーベンの言葉は胸に来るな。胸を張って生きる……か。


 「……正直に言えば私は貴方達の力が絶対必要というわけではありません」


 まだ迷いのある構成員達。俺のせいで今後の人生が変わるかもしれないのだから、一応誠意は見せておかないとな。


 「最初は貴方達をさっさと皆殺しにして掃除するかとも考えましたが……。 折角なので、これを機に貴方達も変わってはみませんか? 今のような日陰で生きるのではなく、日の当たる場所で堂々と生きてみませんか?」


 多分俺の言葉がしっかりとは届かないと思う。

 いきなり出てきた俺が力を見せたとしても、そこにはまだ信頼関係があるわけじゃない。

 今は力で従わせる事になるかもしれないが、ゆくゆくは彼等にも人を殺す以外での生きる事の意味を知ってほしい。

 生粋の暗殺者みたいな目をしてるやつもいるが、そういう奴も外の世界を知る機会があってもいいと俺は思う。


 「まずは皆様に信頼していただく為に、私が色々と手を回しますので。 まぁゆっくりと見ていてください」


 半信半疑といった表情のやつらが多いが、信用は一日にして成らず。

 まずは彼等のために道を作らなくてはいけないな。

 その為にも今の目の前の問題を片付けないと。

 








 


 その日の深夜。

 実はまだリリア達の元には戻っていない。

 ヤクトを連れてこっそり王のいるであろう部屋にスニーキングミッション中である。


 「こちらゼクト。 城内に侵入した」


 「……なに言ってるんだ旦那」


 ちょっとした冗談だ。他意はない。……本当だよ?

 深夜という事もあって場内の明かりもほとんどなく、巡回の兵士が持つランタンのようなもの程度しか光源がない。

 侵入にはもってこいの環境だな。

 王の寝所は最上階付近との事だが、意外と遠い。

 流石に暗殺組織のお頭というべきかヤクトは潜入も得意なようだ。

 足音もなく気配も薄い。レベルも実はかなり高いのではなかろうか。

 そのうえイケメンとか……。なんでこいつ暗殺者なんてやってたんだろうか。

 まぁそれは後日聞くとするか。

 

 特に何の障害もなくスルスルと城内を進み、最上階。

 流石に王族の部屋は警備が厳重そうだ。

 

 扉の前に二人の女騎士が立っている。

 一人は金髪セミロングの女性。神経質そうな眼つきが印象的だ。

 もう一人は黒髪をサイドに流して結っている可愛らしいという表現が似合いそうな女性だ。


 正面の扉以外に侵入経路はなさそうだ。

 あとは一旦外にでて窓から侵入というのも悪くはないが……正直面倒くさい。


 「よりにもよってあの二人が警護の日だったか……」


 「知っているのですか?」


 「金髪のほうがエレイン。 黒髪のほうがチサト。 どちらも六十レベルオーバーだったはずだ。 王都最強の二人だ。 一人が相手なら俺でもどうとでも出来るが二人となると……」


 ほほぅ。王都最強とか。しかも六十レベルオーバー。

 結構若いようにも見えるが……婚期とか逃しそうな二人だな。

 思わず失礼な事を考えてしまった。


 「どうする旦那。 いったん退くか?」


 「いえ、面倒なので行きましょうか」


 「ん。 ってそのまま行くのか!?」


 ここまでスニーキングしながら来たというのに、それをぶち壊すように最後に姿を見せる。

 ぶっちゃけると面倒くさくなってきただけなのだが。

 ヤクトが慌てた声を出し、それに気づいた二人が瞬時に剣を抜く。

 エレインがレイピアに似た細剣で、チサトがその体躯に似合わぬ大剣を構えている。


 「何奴! こんな夜更けに陛下の寝所に侵入するとは!」


 「……ここまで侵入されるなんて。 兵士達には少しお仕置きが必要ですね」


 エレインとやらが凛々しい騎士って感じでチサトはドSなお姉さんって感じだな。

 ピリッとした雰囲気が肌に刺さる刺さる。

 ヤクトも魔剣を構え、剣呑な雰囲気を出している。


 「別に剣を抜かなくてもいいですよ。 すぐに終わりますので」


 「あら、大した自信ね」


 「その傲慢さ、貫いてやる!」


 二人が踏み出そうとした瞬間、背後に周り傀儡符を貼り付ける。

 ふふふふふ。多少強かろうが所詮は六十台。ちょろいもんでござる。


 「なっ!? いつの間に!?」

 

 「体が!? 動かない!?」


 ナイルとエイワスはびっくりするくらい雑魚だったから長く動かせたが、この二人の抵抗が結構強い。

 持って十分くらいか?

 なるほど、そういうのは考えていなかった。魔力抵抗みたいなのが高いと効きにくいとかあるのかもしれないな。


 「……暗がりとはいえ、俺が目で動きすら追えないとは……」


 「はっはっはっは。 修行あるのみです」


 しかし、女騎士か。

 こうやって好き放題動かせるのなら紳士の嗜みでもある「くっころ」を楽しみたいところではあるが……。

 取りあえず武器を捨てさせて万歳させてみる。


 「くっ、なんだこれは!?」


 「体が勝手に動く!?」


 「……旦那が操ってるのか?」


 「ええ。 なかなか抵抗力が高いようで長持ちはしなそうですが……」


 二人とも万歳をさせて気付いた。エレインさんめっちゃ胸がでか……。

 そして対照的にチサトさん……どんまい。


 「いま猛烈に殺意が沸いたのだけど。 なんでかしら」


 視線だけで人を射殺しそうなチサトさんまじパネェ。流石のゼクトさんもその視線はちょっと怖いぜ。

 ちょっとジャンプさせて縦揺れを楽しもうとか思った俺の考えが一瞬にして萎えたよ。


 「……お遊びはここまでにして、さっさと行きましょうかね」


 二人を操作して、そのまま扉を開けさせる。

 自分で開ける方がいちいち操作して開けるより楽なのだが、なんとなく開けさせた。

 王とはいえおっさんの部屋の扉を開けてナニかをしている時に入ってしまったら気まずい雰囲気になるからな。


 「陛下! お逃げください! 賊です!」


 「申し訳ありません陛下。 私達も賊に操られていまして、動けません」


 突然侵入してきた二人の騎士に驚いた王が、そばに立てかけられた剣を取り構える。

 思った以上に機敏な動きだ。王といってもちゃんと鍛えているんだな。


 「お主達を操る賊だと……。 これは……逃げきれぬか」


 「別に逃げなくても大丈夫ですよ。 お久しぶりです陛下。 緊急の用事だったので不敬ではありますが、勝手に侵入しに来ました」


 王都最強の騎士二人が操られるという状況に諦めを滲ませている王。

 誤解は早めに解かないとな。

 二人の騎士に対して誤解を解こうとする努力はしなかったけどな。


 「お主は……リリア嬢の使い魔……か? なぜここに」


 「実は陛下に厄介事をお持ちしまして。 私の一存で陛下のボンクラ息子を消しても良かったのですが、一応陛下のご意見も聞いておこうと思いまして」


 「レイモンドの? 奴がまた何かしでかしおったのか?」


 「そうですね。 まずは一から御話しておきましょうか。 あ、操るのを止めてあげますのでお茶でもお願いします」


 傀儡符を解除して動けるようにしてお茶をお願いしてみたところ、チサトさんの大剣が無言で思いっきり振り下ろされた。

 掌で受け止めてみたところヤクトの魔剣のように貫通はしてこなかった。

 簡単に止められた事が気に入らなかったのか、さらに全力を込めて押し込んでくるチサトさん。

 目つきやばいことになってます。


 「陛下! この賊は何者ですか!」


 「う、うむ。 ヴィスコール家のリリア嬢の使い魔だ。 主らにも話したであろう」


 「この男が……。 陛下の寝所に侵入してくるなんて相応に理由があるのでしょうね」


 「ありますので、取りあえずお茶お願いします」


 「むぅぅぅぅぅぅ! 行きましょうエレイン!」


 「あ、あぁ」


 チサトさんのお怒りがマックスですね。まったく誰のせいなのか。

 エレインさんもチサトさんのお怒りに若干引いてるじゃないか。

 ヤクトなんて空気と化しているぞ。


 「まぁ、取りあえずおかけください陛下」


 「……余の部屋なのだが……。 まぁいい。 それで要件は?」


 「実はですね……」


 事の発端であるヴィスコール領で、超人結社を名乗る者がグラーフを魔改造してリリアを狙ってきたこと。

 話を辿って調べてみるとアリアの怪我が王子の謀略であった可能性があること。

 王の後継が王女であるフィオナに移りそうと焦った王子がフィオナを暗殺しようとしたこと。

 またこの機に乗じて王をも暗殺しようとしていた事を説明しておいた。


 「……まさか余を狙い実の妹であるフィオナをも亡き者にしようとするとは……」


 「ちなみにこっちの男がその暗殺を依頼された組織のトップです」


 「なんだと!? 陛下の寝所に暗殺者を入れるとは、貴様は戯けなのか!?」


 またもレイピアを抜いて突きつけるエレインさん。

 別にそれはいいけど、チサトさんはなんでまた俺に大剣を向けてるのかな?

 今の流れだと二人ともヤクトに向けるべきじゃない?


 「剣を納めよ。 ……それでお主はどうするつもりなのだ?」

 

 「さすがに私の証言だけで信じてもらうのは信憑性がないと思いますので、一応ご自身の目でも確かめて頂こうかと。 暗殺が成功したと嘘の報告をあげて、陛下も暗殺したふりをしますのでちょっとした小芝居に付き合ってくだされば。 確認が取れましたら動いて構いませんので」


 「……そうか。 ……お主が嘘をつくとは思えんが、息子に暗殺されるというのは信じたくないものだな……」


 「陛下……」


 心配そうにする二人の騎士。意外と忠誠心が高そうだなとか思う空気の読めない俺。

 

 「……レイモンドが暗殺を企てているとして……。 お主はレイモンドをどうするべきだと思う」


 「……そうですね。 ……はっきり言いますが、身内殺しを許容してしまっている時点で人としてはゴミです。 例えどれだけの敵を作ろうとも家族は護るべきものだと私は考えていますので。 そんな家族を裏切ったのなら殿下に王の資格はありません。 いっそ王女殿下を王として擁立するのも良いかと思いますが」


 「……フィオナを王女に……か。 初の女王の誕生となるが、国民は受け入れてくれるであろうが、諸外国からは侮られるかもしれぬな。 フィオナ自身に才覚はあるが……」


 ……確かにそうなる可能性は高いが……。

 一つ忘れている事があるんじゃないかな?ある意味この為に王子を即暗殺しなかったといってもいいくらいだ。


 「陛下。 その事ですが一つ提案が」


 「うむ、何かあるか」


 「私を……いえ、リリア様をフィオナ様直属の騎士にしてみませんか? 諸外国に対する本格的な抑止力として」



 「それは……ふむ。 …………くくくくく。 確かに面白い提案だ」


 「ええ。 王子殿下には……そうですね。 アリア様の件がありますので少しばかりキツイお仕置きをさせていただきます。 そのあとは……まぁ陛下の暗殺を企てたわけですし処刑するしかありませんね」


 「……息子とはいえ仕方無い。 では予定を決めるとしよう」


 女王陛下の誕生と最強の魔法使いであるリリアのコンビは良い宣伝と諸外国に対する抑止力となるだろう。

 室内には俺と王の悪いたくらみの笑い声が遅くまで続いていた。




 


 ※小話



 エイワス「……ところどころに魔物の死体がありますね」

 ミソラ「たぶんさきにとおったますたーたちのしわざ」

 エイワス「……その割には襲ってくる魔物が多くありません?」

 フィオナ「この辺り一帯は禁忌の森の主が支配する地域ですので、あまり魔物は暴れませんのに」

 エイワス「禁忌の森の主?」

 フィオナ「ええ。 二本の角が特徴的な魔物ですわ。 すさまじい膂力で城壁でも砕く恐ろしい魔物です。 そのおかげでこの一帯は魔物が少ないのですが」

 ミソラ「そんなにつよいはんのうはないかな」

 エイワス「神兄貴達が倒しちゃったとか」

 フィオナ「もしそうなら一大事ですわ。 あの魔物がいた事で一帯の魔物が大人しくしていたのですから、生態系が変わるかもしれませんわ」

 ミソラ「あ、ますたーたちがここでやすんだのかな」

 エイワス「何かの骨がありますね。 これがその魔物だったりして」

 フィオナ「……嫌ですわ。 これ調理されたような跡ではありませんの。 うふふふふふ」

 エイワス・フィオナ「…………まさかね」

 ミソラ「…………わたしぬきでおいしいものたべてた。 あか姉ぎるてぃー」



 

 真相は胃の中、腸の中。 誰にも知られることはない……

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