白銀の魔王IF 設定
あらすじ
叙唱時空からかなりの時間が経った未来のIF。始祖の竜のうち、水が雷に、風が炎に倒され一つに戻った。そのため竜族の力が増しており、神王教が徐々に衰退していっている。一方で白星の魔術師は世界の楔としての力を強めており、彼が消滅しない限り王は目覚めない。
大地の始祖は再び原初の始祖へとなるため、海と王を引きずり出そうと試みる。そのために始祖竜信仰者に対して白星の魔術師を魔王と呼称し、これを討伐するよう命じる。
結末
バッドエンド。勇者として引っ立てられた子供が白星の魔術師とその眷属を討伐、または封印している間に大地の始祖は雷と炎の始祖を取り込む。
海の始祖は最後まで大地の始祖の行いを咎め、白星の魔術師側に着き殺害されぬように努力する。しかしそれも虚しく白星の魔術師は斃され、王が目覚めたことによりこれを断念。せめて自分が原初の始祖になることで最悪の結末を避けようと挑むが敗北、取り込まれる。
原初の始祖よりも王は弱く幼いため破壊され、また竜の時代が始まることになった。
うちの子
・白星の魔術師
光輝の王の化身。王を夢の中に追いやり、世界を維持する楔の役割を持つ。少年だった当時に比べて成長しており、青年の姿をしている。竜族側からの名称は白銀の魔王。また少年だった頃よりも表情が豊かであり、よく笑う。最終的に子供にかつての友人たちが重なってしまい、戦意を喪失。子供を説得しようと試みるが結局拒絶され、ならば海の始祖の元へ行くようにと指示をしてから首を差し出した。
・子供
運が悪い子供。雷の始祖により戦い方を教えられる前はただの子供だった。親が大地の始祖の狂信者である。大地の始祖の甘言に騙されて世界を滅亡に追いやる大きな原因を作ってしまった。最終的に海の始祖と共に大地の始祖へ挑むが敗北し、大地の始祖に捕縛され海の始祖の前で拷問されてから死亡する。
・大地の始祖
全ての元凶。白星の魔術師が斃れるまで封印が解けなかったものの、人々を先導して神王教を迫害し白星の魔術師を殺すまでに至った。他の始祖を全て取り込み、王を殺して再び竜の世界を作り上げる。
・海の始祖
弟を殺す決断が遅くなったせいで全てが手遅れになってしまった。白星の魔術師に対して弟が攻撃し始めた段階で彼が殺していたらまだ何事もなく済むのだが、結局手遅れになるまでその決断ができなかった。大地の始祖に敗北した後、目の前で子供が拷問を受け泣き叫び、徐々に衰弱して死んでいく様子を見せられて心が折れた。そして失意のまま大地の始祖に凌辱された後捕食される。
・雷の始祖
大地の始祖の命令により水の始祖を殺した。叙唱当時はまだ心を閉ざすまでだったものの、ここでは完全に心が壊れているため回復することはない。意思があるように見えるのは、取り込んだ水の始祖の残留思念によるものであり、雷の始祖の意識は欠片もない。
・炎の始祖
風の始祖に激怒して挑み、倒した。弟を殺したことについては何も思っていないのだが、時折雷の始祖のように取り込んだ弟の意思が混ざってきて精神状態があまりよくない。また、炎の始祖だった頃より始祖としての本能が強まっており、大地の始祖を止めるようなことをしなかった。
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