第17話 昭和50年・100円使い捨てライター

私は喫煙派ではないから、関心ないわ!とは云わないで下さい。「チャッカマン」なら使っているでしょう。最初に使い捨て、100円ライターを作ったのが昭和47年創業の東海精器(現在社名・東海)という小さな会社だった。昭和50年にこれを発売、大ヒットとなる。それまでは、オイル式のライター。一般は「マッチ」であった。


私が下手な投稿で「人生いろはカルタ」なるものを作った。みなさんも自分の人生をカルタにしてみて下さい。けっこう〈しんどい〉ものです。


『人生いろはかるた』


「い」 色恋は捨たとまた拾い。


「ろ」 ろんより証拠、ラブホのマッチ。 

 

*百円ライターのない頃・・どこなとで貰うものではない。そもそも、置くな!

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ともかく、妻にあらぬ嫌疑をかけられ、ひどい目にあった私は「待ってました!」と愛好者になった。初めて外国旅行に行ったとき、これをたくさん持って行って、プレゼントに使ったら凄く喜ばれた。この東海精機たちまち大きな会社になったのであるが、簡単な構造であったから、中国製の安価な製品が流入したことや円高の影響により平成6年に一度倒産した。しかし、この100ライターを応用した「チャッカマン」によって会社は再建されたのである。


オイル式ライター、古い世代なら持ち歩かれた経験があるのでは?外国映画など見ていたら、男優がシガレットをくわえる、暗がりでカチと音がしてライターで火をつける。これがたまらなくカッコ良かった。しかし、芯の交換が大変で、私は一度使って、マッチ派に切り替えた。この全自動式ワンタッチ・オイルライターを開発(1927年)したのが、アメリカのロンソン社である。フランスのエス・テー・デュポン社のライターは最高級品として憧れであった。今や100円で使い捨て。世の中は使い捨て時代に入ったのである。私も100円亭主にならぬよう頑張ろう!


ワンタッチではないが、これより古く、実用化されたライターが日本にはあった。開発者は平賀源内、芯の部分にもぐさを使ったものであった。煙管使用者には結構愛用されたようである。

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