第2話 普通時と極限時の精神状態

普通状態というのは、特に問題が無い状態。

すなわち、日常ともいえるどこからも圧力などを感じていない状態を指す。


借金で、

人間関係で、

隣近所で、

親・兄妹、子どもや孫で、


何かの負担を感じていない時の精神状態と何かの問題からの精神状態は、違う。

考えてみれば当たり前のことだが、この2つの状態は、互いに互いが認識できないし、再現不可能。


例えば、

精神的に極限状態の場合、思考はひとつの事に集中かつ普段は考えつかない方法で解決を図ろうとする。

その中には、倫理的な問題も入っている。

法律違反なども同様。

しかも、火事場の馬鹿力とも言えるような、それまでの自分では考えられないような行動力が起きる。


ところが、精神的な圧迫がない普通の状態の場合は、思考は複数のことを総合的に判断できるため、極限状態の自分を想像できない。

ひとつだけを究極的な思考でトレースできないのだ。


環境が違う2つの状態は、それぞれの状態を認知できない。

状態が違う2つは、解決方法も倫理観も法律も行動力も違うから。

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