第21話 お部屋の意味も大事です ~最高運の九室~

 僕たち 私たちは 鬼ランドを卒業します

 みんなで殴った レイドボス

 やたら面倒 メリーゴーランド

 急に巡回要員 パラケルスス

 ありがとう ありがとう


 ……というわけで、鬼ランド完遂です。前回のボックスでQPがカンストしていましたが、他のアイテムは全て美味しくいただきました。うへへ。


 では、お部屋解説に参りましょう。今日は九室です。


 前回の八室では苦悩と研究を経験し、より高い次元へ至るための道が開きました。


 というわけで、ここから先のハウスは活躍の場が広がります。五室のようにただ発表するわけではなく、宗教的・社会的に高く昇っていくイメージになりますね。


 西洋では高等教育、精神を示します。また哲学、宗教もこの室の対応ですね。社会的に高い知識、ということで法律や出版もここに属します。


 遠くへ伸びていく、という意味があるので海外の活動も象意の一つ。


 インド占星術でも、九室は宗教のハウスです。ここが最高運のハウスであることが、精神の高揚をなによりの至福ととるインドらしい考え方ですな。


 苦悩をくぐると人の魂は磨かれ、正しい道を歩くことが幸せであると悟ります。善を行う習慣が結果として幸運を呼び、富をもたらすこともあるでしょう。習慣が全ての源、ということで、ここの室の状態がホロスコープ全体を左右します。


 ハウスの性質は、もちろん幸運のトリコーナ。惑星の吉の性質を強く出し、凶星の悪いところも丸めこむ性質を持ちます。そしてトリコーナの中でもこの九室は最大の強さを持ち、他を寄せ付けません。


 九室が良ければ、他が多少悪かったとしてもフォローが入る形ですね。逆にここができていないと、思わぬところでツケを払う羽目になるかもしれません。インド占星術でまずここを見てみると、流れがわかりやすいかもしれません。


 また、高次精神の導き手として父親が重要視されるインドでは、この室は父親への献身も意味します。両親への献身を怠る者は信仰でも成功できない、という時代の考え方が色濃く出た形ですね。


 この辺りは現代だとどうなんでしょうね……毒親という言葉も一般的になってきましたし、接触しない方が幸せな組み合わせもあるでしょう。同居する家族も少なくなってきた現代で、献身とはどういう行動をさすのか。本当の孝行とはなんなのか。


 うちも父親がいない家庭ですので、そこの辺りの解釈は結構複雑な思いであります。


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