第20話 お部屋の意味も大事です ~再び苦しみの八ハウス~

 こんにちは、鬼ランド復刻ですね。うちでは急にパラケルススさんが引っ張り出されて戸惑っています。悪いな、高速詠唱持ちは特攻礼装と相性が良すぎるんじゃ……あきらめてくれ……。


 今回はニトクリスちゃんもハードワークになりそうですな。


 では、八室の解説にいきましょう。日本では八は末広がりで縁起の良い数字、とか言われたりしますが、西洋・インド共に一筋縄ではいかないお部屋となっております。


 七室でパートナーを得るわけですが、その人とのつながりが深くなると表に出ない部分も色々知ってしまうことになりますね。


 西洋ではそこから転じ神秘・結婚後の生活という意味があります。ここに星が多いと、自分で稼ぐより配偶者をサポートしていく方が性分的に合っているとか。二室が弱いとさらにその傾向が強くなります。


 そして深い関係になると「譲り受ける」というイベントも発生します。自分ではどうにもならない先祖や遺伝的性質、突然の遺産相続などいい意味も悪い意味も両方含んでいます。


 インドも基本的には同じ意味なのですが、どちらかというと「深い関係になったことで生じる苦悩」「それを克服しようとする研究」「死因」というマイナスの意味が強くなります。


 一人でもぶつかるし、パートナーがいてもやっぱりぶつかる。そして最悪死ぬ。非常にシビアだぜインドクオリティ。


 宗教的な意味で「厳しい修行に挫折する」「人里離れたところで修行する」という感じの解釈もできますが、今の日本人にあてはまるかな……生きることがまあ修行みたいなもんか。


 ハウスの意味としては、「ドゥシュタナ」と呼ばれる、星にマイナスの影響を与える室になります。困難や不運と関係するといわれ、その中でも八室は最も強い影響力を持ちます。中立ハウスの一つでもあるのですが、こちらのインパクトが強すぎてほとんど入ってきませんね(笑)


 ただしこう書くと「わあ、八室にいっぱい星がある! もうダメだ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、前述した通り遺産相続などいい意味もあります。


 そしてここに星が多い方は「異端性の強い分野」に適性があると言われており、いわゆるニッチな産業向きでしょう。


 これは後述する十二室にもいえるのですが、最近はネットや働き方の変化で、従来は「あまり社会生活に関係ない」とされた室の意味が変わってきているように感じます。「レンタルなんもしない人」なんて、その典型のように思えるのですがいかがでしょうかね?

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