第17話 お部屋の意味も大事です ~完成、より高度な場所へ!の五室~

 こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうか。とうとうボックスガチャ実装ということで、周回しまくっている人も多いと思います。


 私は前のボックスガチャ、百箱もいかなかったんですよね……スマホのロード時間が長すぎて途中で寝落ちする事件が続発しまして(笑)一回で十数秒ロードがあったって結構ひどいな。


 スマホを買い替えてだいぶマシになったので、今回は健闘中です。



 では占星術講座にいきましょう。今回は五室です。


 西洋でもインドでも、ここになると自分の内部に関することは完結しています(西洋だと四室に『終わり』の意味もありましたね)。


 創作で例えると、ある程度慣れてきて、絵を完成させたり小説の短編くらいならできるようになった状態。こうなると次は……そう、人に見せたくなるのです(笑)


 五室は発信、想像のハウス。自分の意見を外に向かって発することは、このハウスの担当になります。


 ただし議論するという段階でなく、ひたすら「俺が好きなのはこれだー!! 見てくれ-!!」という暑苦しさがある感じ。初心者じゃのう、とほほえましくなってしまう時期でもあります。


 自分の心を発信する、ということで西洋占星術では恋愛のハウスともいわれます。あと、パワーから生まれる楽しみ(遊び、ギャンブル)なども含まれる。


 インドでもその意味が消えるわけではありませんが、精神的な功徳が強調されるので、ギャンブルとか言うと怒られそうな気がする(笑)


 四室に続き教育とか知性寄りの意味が強い室ですが、こっちはより外向きになり、経典や高い識別能力を獲得する(それを生かす)、といった意味になります。


 また、ここは父親の功徳を示すところでもあるので、お父さんがいい人だとこの室が素晴らしい状態になるかも……(星がなかったからといって「ダメじゃねえか」と責めてはいけませんよ)。


 なんか西洋の方が楽しそうだなあ、という声が聞こえてきそうですが、インドでもちゃんと五室は優遇されてるんですよ。


 三つしかないトリコーナ(幸運)ハウスの一つなのです。そしてすでに出てきた一室よりも強力。ここにいる惑星は、凶星であってもそのいいところを発揮しやすくなると言われています。ボーナスステージだぜ。

 ※ボーナスステージが三つしかないのが、現実にシビアなインドクオリティ。


 しかし伝統的なインド占星術では、精神・宗教的な成功が重視されるんですよね。ラオ先生の基本書読んでても、そのテンションがなかなか日本人に伝わりにくいところです。私も現世利益があれば功徳とかいらねえぜ派なので、この室をもっと現代的に解釈できないかなあと苦戦中です。

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