第8話 各惑星の特徴 ~色々背負わされ過ぎな木星~
こんにちは。神社の夏祭りに出向き、御神酒をいただいてきた筆者です。その後からすごく眠くなり、不浄なものが抜けている気がします。自分が不浄だという可能性も否定しませんが。
さて、今回は木星ですね。
西洋では拡大の意味を持ち、良く出れば多大な成果をもたらすとされます。太陽と絡んだり、お金を現す場所にいると大金持ちになった、なんて解釈もよくされます。
ただし「拡大させる」にはいい意味だけでもなく、「ずるずる広がってオチがない」みたいな結果も生むことも。余談ですがここに「抑制」の土星が絡むとホントに優等生的な働きになります。
しかしもともと吉星が少ない上、そのうち二つが凶になる可能性を秘めているインド占星術。
というわけで、善とされるステータスがこの木星と、次に来る金星に振られすぎている感じがあります。ここはなんか西洋の方が公平ですね(笑)
では木星の意味。
吉星中の吉星であり、他からどんなアスペクトが飛んでいても必ず良い部分を残すというチート的な扱いを受けています。
インド占星術で重視される宗教性・倫理性・道徳性を体現する星でもあり、人間にすると知恵袋として尊敬されているじいさまばあさまポジション。ただ年をとっているだけでなく、『徳が高い』要素があるかがポイントになります。
幸運、財産の意味も持ちます。ちなみに倫理性が高い→善行を積む、から結果的に幸運や財産が生まれる、という絡みですね。
インド占星術では「お金にこだわっちゃダメ」という思考が強いです。なので富であっても棚ボタ的な扱いはされてない。享楽的なものだと、次にやる金星が担当ですね。
どこにいても吉とされていますが、やはり幸運を呼ぶハウスにいる方が望ましいでしょう。星の力が強ければさらにグッドです。
私はあんまり好きじゃないのですが、インド占星術は人の寿命もみることができます。そこで死期や病気の可能性が高い時期なんかも割り出せるらしいですが、悪い配置でも高いパワーの木星が絡むと生き延びる可能性が出てくる……とか。木星、神か。
ただしインド占星術にはヨーガとか逆行とかいう例外側が結構あり、悪い場所にいたとしても条件次第ではかえって良くなるという逆転ホームランみたいな裏技もあります。この辺が、西洋の外惑星(天王星、海王星、冥王星)の役割を担っている気がする。
西洋占星術の方に「インド占星術って外惑星ないんですよね」をちらっとしたところ、「この惑星たちなしでどうやって読むのかわかんないですね」と言われたのですが、なんやかんやでつじつまを合わせているようです。インドっぽい。
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