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※「()」←念話




「ここか?

ついたのか、それで?どうやって覗く気なんだ?」



「...。

ラッキーだったわね。

私が蹴破ったからドアないじゃない。

勝手に入って気配と姿消しましょう。」



そう言いユナ達(ウルは頭の上)は堂々と中には入り自分を魔法で透明化し気配を消し、見える位置でできるだけ遠くに行った。


当然チラッと気配に気づいたニコラスも横目で見たが特に気にする様子もなく流して注意することもなかった。



「(ウル君ニコラスとケント君付き合ってもいないのに甘々な行動しているわ。


しかもニコラスの顔見て!

イケメン顔が微笑んでやがるくっそ甘々野郎め。


めっちゃ萌えるではないか!)」



そう、ニコラスはケントがソファーで座って寝ているのを見て、自分の膝にケントの頭を置き、寝っ転がしていたのだ。


人はそれを、膝枕...という...。



そんな光景を見たユナは眼福とばかりに顔面にニヤニヤの表情が張り付きテンションマックスで萌えていた。



「(膝枕か。

ニコラスなかなかやるではないか。

どんな告白をするか楽しみだな。

だが!

やることなす事格好良いってのがうざいな。

甘々なきざな野郎だな。)」



密かにニコラスに嫉妬をしているんだろう。

自分のご主人を取られるのは納得がいかない様子だ。



そこに当たり前のように横槍ツッコミを入れるユナ。



「(え。

なになに?

なんですか?

嫉妬ですか?

そうなんですね。

ごちそうさまです。



あ。でもニコラス良い物件よ?笑)」



ニヤニヤ顔はそのままでそう言われ苦笑いをし、ニコラスとケントという萌の倉庫に目を移した。

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