ギルド登録は…
1
「マスター!」
と何回目かのマスター呼びをされていた。
そしたら悪そうな笑みをこぼす。暗黒笑顔と命名しよう...。
そしてその笑顔を見て、え...。と言う間に扉に向かって足を前に出し。
ドガァーっと音を出しながら扉が吹っ飛んだ。
否、受付によって蹴破られた。
「マスター!
あれ?いない。
ちっ。
ごめんなさいね。
今マスターいないっぽいから後で紹介するわ。
ふふ。」
そう言われ先程の恐怖の暗黒笑顔を向けられた。
ちなみにその頃受付の心はと言うと。
マスターをこの子に押し付けたいわね。
私もうすぐ結婚するのにこのままだとマスターの秘書する人がいなくなりそうだからね。
ある意味黒かった。
「さてと、マスターいないっぽいからここでくつろいで待っていましょう。
そこのソファーに座っていいからー。」
えぇー。と顔をしながらケントは受付を見たが、ニコッと返されるだけで意味は理解してくれたが相手にされなかったので、ケントは諦め勧められていたソファーに腰を下ろすことにした。
「お菓子と飲み物持ってくるね。
コーヒーと紅茶どっちがいい?」
「紅茶で。」
そう答えるとささっと受付は奥の部屋に姿が消えていったのではーっとため息みたいな感じに息を吐いた。
そうすると眠気が襲ってきてつい寝てしまった。
すると10分後くらいに受付が用意して戻ってきた。
その寝てるのを容赦なくニッコニコな笑顔で叩き起こされた。
「起きてー。
お菓子と紅茶持ってきたわ。
せっかくだからお話しましょう。」
ケントは苦笑いをしたがお菓子を食べる事にした。
「何話そうかな。
ケント君はどこから来たの?
そんなに美形なんだし彼女彼氏、一人や二人くらいたくさんいそうだけど。
それにしても綺麗な髪と瞳ね。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます