第8話

○○奈乃side○○


「お!相川1人?」


「海くんと、三上くん。優陽用事があるって言って帰ってこないんだよねー」


「さっき屋上行ってるの俺見たよ」


「なんで屋上なんかに…」

(なんか嫌な予感がする…)


お昼の時間が終わっても優陽が帰ってくることはなかった。




【優陽?大丈夫?何かあった?】


返事はすぐ帰ってきた。


【ごめんね、ちょっと具合悪くなっちゃったから今日はもう帰るね。部活も休む。】


【わかった、ゆっくり休んでね。】


【ごめんね、ありがとう。】



「三上くん、優陽と何かあった?」


「何もないけど、どうした?」


「具合悪いって早退したらしいんだよね。具合悪い感じ全然しなかったし、部活を休むことも珍しいから」


「昨日もメッセージしたけど、普通だったよ」


「だよね、ごめんねありがとう。」

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