第4話
「海、相変わらず誰とでも仲良くなれるのすごいな」
「そうか?」
「今度の日曜休みだから女バスの試合見に行かねー?」
「どうしたんだよ急に」
「別に」
「まあいいやよし、わかった。行ってやる。他のスポーツ見るのも社会科見学だな!俺、優陽にどこで試合やるか聞いといてやるよ」
「田岡には俺らが行くこと内緒にしといてほしい」
「なんでなんで!?」
「俺には何も言わないだけで、田岡何か抱え込んでる気がするんだよな。だから、俺が『頑張れ』って言えばあいつのことだから無理するかもしれないし、ましてや『行く』って言えばプレッシャーを感じるかもしれない」
「お前母親か、それだったら見に行くのやめたらいいのに」
「確かにそうだけど…田岡が好きなことをやってるのを近くで応援したい」
「おおおお恋ってやつか?」
「んー妹みたいな、なんか守りたくなるっていうか守らないといけないっていうか」
「お前がそういうこというの珍しいな」
「そうかな」
「だったら…相川奈乃に聞いておくよ」
「ありがとう」
「それじゃあ、今日の部活終わり恋を祝して太陽の家にご飯でも食いに行こうかな!」
「なんで俺ん家なんだよ」
「俺、風夏ちゃんのこと好きなんだよなー」
「妹に手出すなよ」
「ということは…食べに行っても?」
「無理」
「了解でーす」
「じゃあ、頼んだ」
「任せとけ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます