第15話 宇宙人。


第15話 宇宙人。


N:宇宙人とは地球外生命体のうち知性を持つものの総称である。


S:「はい。今回は宇宙人について語りたいと思います。」


A:「おお。都市伝説では王道の話題ですね!テンションあがります!」


S:「萌狂いしちまうぜ♡略してモーグうぃ!」


A:「モーグ〇?あの有名なRPGのキャラがどうかしたのですか?」


S:「コホン。はい。充電できたことですし、話を進めていきますね。」


A:「はい。お願いします!」


S:「宇宙人には色々な説がありますが、共通して知性と科学技術が高いと言われています。」


A:「UFOなんかが、とても有名ですよね!」


S:「うむ。昨今の都市伝説で特に有名な説として、宇宙人が我々人類の生物的進化への関与。優れた医療や科学の伝授。陰謀論では、宇宙人の政治関与などなど、数えきれないほどの宇宙人伝説がありますね。」


A:「あ。聞いたことがあります。政治関与などは分かりませんが、宇宙人さんはどうして我々人類に親切してくれるのでしょうか?」


S:「くくく。そこだよ。いいかい?無償の奉仕など、この世には存在しない。無償と言われるもの裏には必ず利益が存在するのだ!」


A:「うあ。何かとんでもない地雷を踏んでしまったような?」


S:「考えてみよ。キミが優れた科学をもった宇宙人だとして、未開の星を見つけたとする。その星は自分たちが住むためには環境が整っていない。さぁ。どうする?」


A:「えーと・・・環境の整備かな?」


S:「正解!もっと深く掘り下げると、我々人類がウホウホしている間にさらりと

資源ごと乗っ取ればよいと思わないか?」


A:「え~と。あはは・・・。そうですね?」


S:「これらの事から導き出される回答は。宇宙人は言うほど優れた科学はもっていない。つまり嘘を広め、そして彼らは仲間の到着を待っていると、推測できる。」


A:「えっと、ちょっと待って下さい。宇宙人は地球に来たのだから科学はやはり優れているのじゃないですか?」


S:「我々よりも確かに科学は優れているだろう。だがしかし、君はグレイや

アルファ・ドラコニアンなどが彼らの本当の姿だとおもうのかね?」


A:「???」


S:「生物は生物である限り、光の速さは超えられないし、空間も飛び越えることもできない。そもそも生物は何億光年もの航行にたえれる筈がないのだ。」


A:「それは宇宙人が頑丈な体をもっているからじゃないですか?」


S:「ニヤリ。そう。彼らの体が機械、若しくは電子ホログラムでできている

『アバター』であるとするのなら、航行は可能である!」




二人が立ち去った後・・・。


N:どんな生命体にも必ず優れた武器がある。牙、爪、顎。どちらも持たない我々の

武器とはなんなのか?・・・。

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