第9話 マトリックス。


第9話 マトリックス。


N:マトリックスとは「母体、基盤、何かを生み出すもの」のことを言います。


S:「はい。今回はあの有名な映画、『マトリックス』を実際に現実世界で再現してみよう。」


A:「おー。今回はいかにも空想科学っぽくて、楽しみ!」


S:「はい。これから語る内容は、現実世界が4次元であることを想定してお話ししてゆきますね。」


A:「わかりました。ナレさんお願いします!」


N:了解しました。


①現実世界で人間の人格を記号データーに置き換える技術の確立と、実際にその技術を使って、現実世界の人間を仮想世界へと移動させる。


②仮想世界で現実世界と同等の文明を 築く。


③②と同時進行で仮想世界に、新人類を創る。


④現実世界で、新人類の人格データーをダウンロードできる移動可能な媒体を制作。


⑤①で仮想世界へ移動した人間と現実世界の人間の協力者のもと、仮想世界で誕生した人類を現実世界で用意した移動可能な媒体へ人格データーごと転送する。


S:「はい。これで映画マトリックスを再現することができましたね!」


A:「なんだか、人格をデーター化をする行為はとても危険な予感がしちゃいますね・・・。」


S:「くっくっく。あっちゃん何をいまさら・・・・ごにょごにょ・・・。」


A:「え?今。なにか、いいましたか?」


S:「はい。では、この技術を応用して、何が出来るかを考えてみましょう!」


N:知らぬがなんとかなり。


①アニメで有名な体感できるバーチャルリアルティーが楽しめる。


②宇宙のあらゆる場所へのトラベルが可能になる。


③光速移動装置を肉体への負荷無しであつかえるようになる。


S:「はいそうですね。上記で挙げた事例よりも恐らくは医療分野だったり、兵器開発などの様々な応用も可能になりますね。」


A:「またしても、きな臭い展開になってきましたね・・・。」


S:「まぁそう悲観する事でもなくてよ。条件が揃えば、タイムトラベルや、パラレルワールドに移動だって、可能になるかも知れないぜ?」


A:「お。そう聞くと。ちょっとわくわくしますね!」



二人が立ち去った後・・・。


N:もしも現実世界がほろんだ時。人類の存在そのもが曖昧な夢世界へと変わってしまうかもしれない・・・。





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