私だって転生したい!(4)

・きぃちゃん:ラノベ作家志望のJK2。アホな子。


・桃ちゃん:いい子。


・青ちゃん:不思議ちゃん。


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前回までのあらすじ:「異世界転生ものに挑戦しようと思う!」ときぃちゃん。あれこれアイデアを出す3人だが……ふと、きぃちゃんが思いつく!


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き そういやさぁ。


桃 なになに?


き いまふと思ったんだけど……「どんな職業の人が転生するか?」ってところから考えるのもアリじゃね?


桃 職業?


き そうそう。異世界転生ものにはさ、「主人公が、元の世界で就いてた職業で得た技術とか経験とかを使って活躍するタイプの話」ってのがあってさ、そういうのもいいよなーって思ったわけよ!


桃 へぇ、そんなのがあるんだぁ。例えばどういうの?


き 例えばさ……あー……えーと……青ちゃん、何があったっけ?


青 有名なのは、「ナイツ&マジック」や「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」かな。


き それそれ!それだよ!


桃 へぇ!デスマーチか。なんか怖そうだね……どんなお話なの?


き あー……男……そう。男がさ、その……主人公でさ。何て名前だったかな……あー……とにかく男がいるんだよ。でさ、その男が、あの……あっ!あと、ポチとタマってのがいてさ!これがかわいくてさぁ!……いや、いまはそれはいいや。えーと……その男がさ、異世界に行ってさ……男が行ってさ……あー!私、読み終えるとすぐ忘れちゃうんだよぉ!!青ちゃん、どんな話だっけか。


青 どちらも、主人公はプログラマ。異世界では、プログラミングの知識や経験を活かして魔法を改造したり、新しい術式を作ったりしてる。


き それそれー!!まさにそれー!


桃 へぇ!


き そういうのさ、面白そうじゃね?


桃 うん、面白そう!


き だろー!


桃 でも……プログラミングかぁ。私、全然わからないなぁ。ハミングなら得意なんだけどね!フフン、フ、フンフンフン、フフフフフフフ♪


き ……。


青 ……。


桃 ……ン。


き ……。


青 ……。


桃 ……オホン。えー、「プログラミングかぁ。私、全然わからないなぁ」。


き だいじょび、だいじょび!プログラマに限らずさ、いろんな職業の人が転生してるんだから!ねぇ、青ちゃん!


青 うん。パッと思いついたところでは、「北海道の現役ハンターが異世界に放り込まれてみた」ではハンター、「世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」では暗殺者、「天才外科医が異世界で闇医者を始めました。」では外科医が異世界に行って、それぞれの技術や経験をもとに活躍してる。


桃 へぇー!みんな異世界に行っちゃうんだねぇ。


き そういう時代なんじゃね?


桃 そっかぁ!……って時代……時代?


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時代はめぐるよーフフフーン!!

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