少女はラノベ作家を志す(3)

・きぃちゃん:ラノベ作家志望のJK2。アホな子。


・桃ちゃん:いい子。


・青ちゃん:オタク気質の子。


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前回までのあらすじ:ある日突然、きぃちゃんが宣言した……「ラノベ作家に、私、なる!」。「協力するよ!」と桃ちゃん。では、青ちゃんは……?


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き っていうかさぁ、桃ちゃん知ってた?


桃 んー?


き 私さぁ、さっきびっくりしちゃったんだよね。


桃 どしたの?


き 「小説家になりたい」ってあるじゃん。


桃 小説の投稿サイト……だっけ?


き そうそう!


桃 えっと……人気が出ると、出版社から声がかかることもあるっていう……。


き 私、そこに投稿してみようと思うんだけどさ。


桃 へぇ!


き 青ちゃんって、「小説家になりたい」の小説を読むのが日課なんだって。超詳しいんだよ!いろいろアドバイスしてもらおうと思うんだ!


桃 おー!それは心強いね!


青 最新話が更新されると同時に誰よりも速く読み込んで、作者のTwitterやInstagramの投稿と合わせてプロファイリングする。そして本文以上の長文コメントを書くのがマイブームなの。あとタピオカもマイブーム。


桃  ええっ!それはちょっとやりすぎというか、だいぶやりすぎというか、もしかするとストー……。


き 作家冥利に尽きるよなぁ。


桃 ……えっ!そうなの!?プロファイリングだよ!?


き そこまで熱心に読んでもらえるなんて羨ましいよ。青ちゃんは理想のファンだね。


桃 ファン!?ファンってそんなことするんだっけ!?


き 模範的なファンだと思うけど。


桃 そっかぁ。そうなのかぁ……ファンってそんなに重いのかぁ……。


き 私も早く青ちゃんみたいなファンができるように頑張るよ。


青 そう言ってもらえると私も嬉しい。


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ファンは地球よりも重いー!!

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