少女はラノベ作家を志す(2)

・きぃちゃん:ラノベ作家志望のJK2。アホな子。


・桃ちゃん:いい子。


・青ちゃん:オタク気質の子。


---


前回までのあらすじ:ある日突然、きぃちゃんが宣言した……「ラノベ作家に、私、なる!」。桃ちゃんの反応はいかに!?


---


き ってなわけでさ!ラノベ作家に、私、なる!!


桃 そういえばきぃちゃんって想像力豊かだし……うん!面白いお話が書けそう!きっと天職だね!


き オー!サンキューサンキュー!サンキューピンク!


桃 完成したら見せてね!


き ノーノー!


桃 えっ!ダメなの?


き イエース!


桃 そっかぁ……。


き イエース!……っていうかさ、桃ちゃんにはさ、ストーリーを考えるところから相談に乗ってほしいんだよね。


桃 えっ!でも私、きぃちゃんみたいに面白いこと考えられないし……それに、ラノベは全然読んだことないよ。


き ノープロ、ノープロ!


桃 私にできるかなぁ……。


青 なまじ既存の作品に親しんでいると、斬新なアイデアは生まれないものだから。


き イエース!


青 桃ちゃんは、思ったことを気楽に言えばいい。


桃 そっかぁ……わかった!どこまでお役に立てるかわからないけど、頑張るよ!


き オー!サンキュー・ベリー・ピンク!


桃 ううん、友だちだもん。当然だよ!……だから私をピンクと呼ぶのは勘弁してね……。


き オー!リアリィ?


桃 せめてピーチ……いや、やっぱりそれもナシで!


---


たしかにピンクって呼ばれるのは恥ずかしいかもー!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る