第2章 学園編 第6話 エリスア王都魔剣学園入学
あの反乱事件から2年が過ぎた。俺は、十五歳になった。
「魔剣学園に入学か。行かなくてもいい気がするけど、仕方ないよね。コハルネもライトも行くからいいか」
久しぶりにステータスの確認をした。
『ステータスイン』
名前 リュウキ・フィル・エリスア
レベル200
出身 エリスア王国
歳 15歳(前世では、二〇歳)
身分 エリスア王国第二皇子(王位継承権第一位)・魔剣学園 総合魔剣科一年生
体力 55000
魔力 ∞(無限貯蔵)
攻撃力 80000
防御力 66000
属性 全属性
ギルドランク・B
アイテムボックス、鑑定、身体強化、武器生成、探索、隠蔽、生活魔法、魔力リミッター解除、身体リミッター解除
創造神加護、生命神加護、魔法神加護、鍛冶神加護、商業神加護
称号 転生者、魔法剣士、神の恩恵、狂戦士、二刀流、多刀流、ドラゴン殺し、
武器 夜光剣、聖白剣、炎大剣、ニューヘル(短剣・棒手裏剣)、アルテミクリア(片手剣)
防具 金木犀の鎧
『ステータスアウト』
「リュウキ様、明日の入学式に、ヴァルヘラ魔工国の第一王女ルル様も同じ新入生と聞きましたよ?」
ルルも新入生か。婚約者は、隣国のヴァルヘラ魔工国のお姫様だ。とても可愛く所謂ロリ属性である。髪は薄い緑に、瞳がオッドアイの魔眼持ちだったかな。久しぶりに会うな。
魔力は俺より少なかったはずだ。楽しみだ。
翌朝、魔剣学園 エリスア王国立エルリア学園に入学する日が来た。
「リュウキ様、玄関に馬車が到着しました。」
コハルネが制服で部屋に入ってきた。部屋を出て、馬車にライトとコハルネと乗り込む、護衛として、ラインが同行する。
「ラインは、学園の騎士科の卒業生だったよね。」
隣に座る、ラインに声を掛ける。
「はい、でも、総合科の非常勤として今は教鞭をしています。」
そんな他愛もない話をしていると、学園に到着した。
「殿下、クラス決めですが、今から闘技場へ行きます。そこでSS~Dまでのクラスの分けるための試験がありますので。」
なるほど、ラインの先導で闘技場へやってきた。なに、この視線は?
「今からクラス分けをおこなう。呼ばれたものから前に出てくるように、では、まず、リュウキ殿、前に出なさい。」
試験管に促され、リュウキは前に出ると
「あの的に魔法を当てなさい。手加減無用です。」
手加減無用か、なら、身体全体に濃密な魔力を巡らせると
『魔力・身体リミッター解除』
そして、右手に紫色に近い炎をだす。
周りからは、詠唱は?と声が聞こえるのを、無視をしながら、
『フレアーボムリミテッド(炎爆弾)』
炎の球体が的に着弾するとあたり一面が、溶解した。
「手加減しなくてもいいと言うことなので、上級魔法使わせてもらいましたが?」
試験管の口がポカンと閉まらない。リュウキはすかさず、結果を聞いた。
「合格ですか?」
試験管は我に返り、一言
「君は、SSクラスだ。君は何者か、一体。」
ラインが間に入り、
「ヘリオスさん、言葉に気を付けてください。そして、名前をもう一度確認してみては如何かな?」
ヘリオスと言う男性は、名簿に目を落とすと、急に顔が青くなった。
「で、殿下!申し訳ありませんでした。」
あーあ、ラインわざとか。
その後も試験は続き、総合科SSクラスには、リュウキ、コハルネ、ルルで、Sクラスには、騎士科のライト、魔道具科には、リュウキの妹・レウルに決まった。
教室に入ると、担任になった試験管をしていたヘリオスと副担任として、ラインが受け持つことになった。
「リュウキ、あの魔法はやりすぎたな。」
ラインとコハルネが俺の横に来た。
「手加減無用なんていうから、あっ、夜光剣と聖白剣のランク上げないと」
リュウキは、夜光剣と聖白剣の手入れをしながらラインに愚痴をこぼす。すると、ラインの後ろから、可愛らしい声が聞こえた
「お久しぶりです、リュウキ様」
振り返ると、ルルが立っていた。
「ルル、元気していた?」
ルルはニッコリとし話をしてきた。
「クラス決め試験では相変わらず凄かったですね。その剣、前は持っておられましたか?」
あー。これか、夜光剣と聖白剣は、ある天災級魔獣のアイテールとアクスタの素材で製作した剣だからね。
「だいぶ前に製作してもらった剣だから、今日の実技の授業で自剣使用許可貰ったから新しい魔法とスキル試せる。」
ちなみにヘリオスは、ギルマスのヘルテスの弟でギルドSSランクだそうだ。
明日からは、普通に授業だから楽しみだ
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