第4話 エリスア王都の日常

初討伐から6日がたった。

『氷炎地獄砲(インフェルノバスター)』

大訓練場で魔法の練習をしていると、姉上のエリル・フォン・エルスアが入ってきた。

「リュウキ、この前倒した、レッドポイズンドラゴンの素材で作ったとされる短剣と太刀が今届きましたわ。それと、調査団の報告もきていますよ。今お父様が応対中ですよ。」

おっ、ついに来たか。あのドラゴンを倒すのは苦戦したな。あの毒毒しい色は半端なかった。考えながら歩いているとエリル姉様が

「何を考えているのですか。ギルド登録したと思ったら、その日の内にFランクになり新種のレッドポイズンドラゴンの討伐、そしてDランクに昇格あきれますよ。」

姉上は知らないこと、俺が今Cランクであることを、応接室の前に来ると、メイドが中に声を掛け部屋に案内をする。

『サイレンス(消音)』

これで、外には情報は洩れない。部屋を見ると、ヘルテスがいた。

「皇子この前はお疲れ様でした。まずこの前討伐した新種のレッドポイズンドラゴンですが、この周辺に強力な魔素溜まりがありました。この影響で魔獣が進化したと思われます。もう一つ、例のドラゴンの素材を武器にしてお持ちしました。」

ヘルテスの後ろに控えていた男性が一つの箱を取り出した


『ポイズンアタッカーズ(槍)』

『ニューヘル(短剣・棒手裏剣)』

『アルテミクリア(片手剣)』


この三本が、今回の収められた武器だった。


城内にある中庭で寝そべりながら、ステータスの確認をした。


『ステータスイン』


名前 リュウキ・フィル・エリスア

レベル200

出身 エリスア王国

歳 13歳(前世では、二〇歳)

身分 エリスア王国第二皇子

体力 16050

魔力 ∞(無限貯蔵)

攻撃力 一九〇〇〇

防御力 一八〇〇〇

属性 全属性

ギルドランク・C

アイテムボックス、鑑定、身体強化、武器生成、探索、隠蔽、生活魔法、

創造神加護、生命神加護、魔法神加護、鍛冶神加護、商業神加護

称号 転生者、魔法剣士、神の恩恵、狂戦士、二刀流、多刀流、ドラゴン殺し、

武器 夜光剣、聖白剣、炎大剣、ニューヘル(短剣・棒手裏剣)、アルテミクリア(片手剣)


ドラゴン殺しってなんか物騒な称号だ。


『ステータスアウト』


城内にある、中庭で寝そべりながらつぶやき、身体を起こしアイテムボックスから、夜光剣と聖白剣を取り出す。

『鑑定』


・夜光剣 攻撃力 4000 破砕力 2400 付与 火・水・風・土・闇・無属性

・聖白剣 攻撃力 4000 破砕力 2300 付与 光・無属性


強いな!前世でやっていた、SSY(ソウルシードユグドラシル)で使っていた武器だ。パラメーター見たことなかったな。ちょっと、びっくりだわ。

さて、冒険者稼業の方も少しやってこようかな。


ギルドにやってきた。相変わらず賑わっているが、よくいるのだよな、酔っ払いが絡んできて面倒事起こすの、今のこの状況だね。

「おい、ここは、ガキが来るようなところではないぜ。帰った、帰った。あははは。」

スキンヘッドの酔っ払いが絡んできた。

「おい、お前らこいつにあまり絡まない方がいいぞ。」

ギルマスのヘルテスが奥から出てきた。

「この方に、そういった態度を取ると不敬罪に処される。この国の第2皇子様のリュウキ・フォン・エリスア様であり、ギルドランクCの冒険者である。」

スキンヘッドの男たちは、その場で数秒固まっており、直ぐに体勢を崩し土下座をしてくる。

「申し訳ありませんでした。」

ヘルテスの余計な事言ったな。横目に睨み付けると目を逸らした。

「今日は、どうされましたか?」

はぁ、もういいや。今日は帰るか。

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