帚星と喧嘩をした話

ある晩、帚星のやつが何度も空を横切るものだから窓がガタガタと騒ぎ眠れなかった。怒って空を見上げるとカラカラと笑っていたので煙突の天辺てっぺんに登り尾っぽを捕まえた。キャっと言って手からすり抜けたがそのまま螺旋らせんを描いて落ちてきた。馬鹿にするなと踏みつけるとパンっと弾けて青い粉が散らばった。自分はそのまま部屋に戻り眠りについた。朝になると机の上にラムネ菓子が散らばっていた。

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