第424話 VS蚩尤(その11)
巨大な
風伯と退治するライゾウを薙ぎ払い切り飛ばす。
風伯「
ライゾウは切られた身体を再生させた。
ライゾウ「クッ、やっと敵の大将が出てきたな。」
アンナは転移し俺の横に並んだ。
雨師「
ヴァンスが『キラーインフェルノ』を
『キラーインフェルノ』が飛散する。
雨師が右手から流れる神気が混じった水で魔方陣を描くと、風伯がその上に神気が混じった風を送る。
魔方陣から神気を含んだ灰色の霧が立ち込めた。
灰色の霧が辺りに広がった。
周りが見えなくなった。
「何だこれ?」
ユイから念話が入る。
ユイ(この霧、危険です。周りが見えないし、魔力探知も効かない。全般的に魔力の効きも悪くなっているみたい。)
(風魔法で飛ばせないの?)
ユイ(風魔法でも動きません。)
スクルド達、ヴァルキリーからも念話が入る。
攻撃を受けているらしい。
こちらからは見えないが、敵からこちらの動きが見える様だ。
「スラオ、暴食のスキルで、この霧を吸い込めないか?」
スラオ「無理でした。」
むむ。そうか。
全員に念話で状況確認する。
唯一抵抗できたのはライゾウぐらい。
相手が霧の中、急に現れても光の速度で瞬間的に対処している様だ。
他のメンバーは多かれ少なかれ、敵の攻撃で傷を負った。
取敢えず送還しよう。
念話で皆に撤退の連絡。
レイが念話で『私の本体がある世界樹の前に送還した方が良いです。』と言うので、世界樹前に送還した。
その時、
スラオが瞬間的に
しかし、咄嗟の防御で完全には流しきれず、心臓に目掛けて飛んできた
「痛!」
右手で左肩を押さえる。
レイがすかさず回復魔法を放ち回復するが、
雷公の雷撃が、雨師の水流が、風伯の風刃が俺を襲う。
スラオが辛うじて防ぐが、スラオも俺も傷ついていく。
都度レイの回復魔法が俺を包む。
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