第406話 VS雷公と電母(その6)

コボ1も悪魔アモンに進化していた。


悪魔アモン。

狼のコボルトの姿に1対2枚の黒い翼。尻尾が蛇になっている。


コボ1「先ずは数の差を埋めよう。」


コボ1はコボルトを召喚した。


コボルト国の国民で戦闘力が高い者を全員召喚した。


全員黒いフルプレートアーマーを装備。


コボルト達はヒロトが初期に眷属とした魔物であり、幾多の戦場で活躍した戦士達であり、その後も狩りの迷宮で地道にレベルアップを重ねた。


その成果、殆どがコボルトジェネラルとコボルトキング。


強力な戦士達が魑魅魍魎達を蹂躙していく。


コボ4「兄貴!こんなに沢山参戦させて、国の方は大丈夫なのかい?」


コボ1「ははは、今戦わないでいつ戦う。

皆、地道にレベルを上げて来たんだ。

ここで成果を見せてやる。」


コボ1はそう言って飛び出すと、魑魅魍魎達に炎のブレスを吐いた。


竜のブレスをも凌駕する悪魔の極炎のブレス。


魑魅魍魎達を焼き尽くす。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


大自然西部からグリフォン族長のリグルが率いる、グリフォンとヒッポグリフ達が進軍。


空中から魑魅魍魎達を襲う。


飛行する魑魅も中にはいるが、その数は少ない。


リグルが積極的に優先して飛行する魑魅達を狩り、グリフォンとヒッポグリフが空から魑魅魍魎達を倒していく。


リスクが少なく、有利に戦いを進められるが、魑魅魍魎を倒す数よりも増える数の方が圧倒的に多く、続々増えていく。


リグル「こりゃダメだ。倒す数増やさなきゃ。」


リグルも悪魔に進化した。


悪魔ムルムル。

ムルムルは座天使の堕天使。グリフォンの姿は変わらず。全身鎧を着ている。公爵冠を被っている。通常座天使は翼が無いが、リグルはグリフォンから進化した事から、グリフォンの1対2枚の鷲の翼がある。手には聖槍を持つ。


リグルは空中から聖槍を振り回し、邪気の刃を飛ばし魑魅魍魎達を倒していく。


そこに現れるリザードマンエンペラーに進化したリガリア。


リガリアも歴戦の勇。


樹海の初期の戦いから、リガントに率いられて戦いっていた戦士。


樹海帝国の黒いアダマンタイトのフルプレートアーマーを装備。


魑魅魍魎達を槍で突き倒していった。


リガリア「助けに来たぜ!」


リグル「おう、有難う。」


だが、リガリアだけでは、全く数を覆せない。


そんな時、悪魔ビフロンスのデルガが参上。


デルガ「待たせたな。」


リガル「救援有難う御座います。」


デルガ「ここの戦場は随分魑魅魍魎が増えてるぞ。どれ任せろ。」


デルガから邪気が溢れだす。


デルガ「出よ!我が眷属達!」


数十万のスケルトン達が召喚された。


大自然南部からはミノタウロス族と族長ミロイドが進軍していた。


ミノタウロス達も樹海帝国の黒いフルプレートアーマーを着用。


魑魅魍魎達を力で押しきる。


手には柄が長く両刃の斧ラブリュスを持つ。


振り回すと数匹の魑魅魍魎達が両断し弾き飛ばす。


しかし、ここでも数を覆せず。

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