第404話 VS雷公と電母(その4)
雲使いは雲を生み出し、電母の姿を隠した。
雲使いは鞭を使って雲を飛ばすと、ライゾウに鞭を振るった。
ライゾウは雷になって鞭を躱す。
雲使いは更に鞭を縦に振りライゾウを狙う。
その時、
動きの鈍った雲使いをライゾウがミョルニルで叩き潰した。
ライゾウは電母を見るが、電母は雷雲とともに逃げていた。
ライゾウは竜人達が撤退した戦場に降り立つと、隣にデルガが出現した。
デルガ「電母に逃げられたか。」
ライゾウ「うむ。変な手下が数匹いて邪魔をされた。」
戦場には、多くの死体と魑魅魍魎達。
魑魅魍魎達はが蠢き進軍してきた。
デルガは邪気と魔力を放出し戦場を覆う。
魑魅魍魎達は耐えきれず、進軍を止め膝をつく。
デルガは死霊魔法を詠唱する。
デルガ「冥界に行きし、死者の魂達よ、我の求めに応じてこの世に蘇れ!」
巨大な魔方陣が戦場に現れて、死した者達がアンデットになり蘇る。
竜人、魑魅魍魎、先程ライゾウに殺された雲使いまでも・・・。
デルガ「ライゾウの邪魔をしたのは、低級な亜神のようだな。」
雲使いのアンデットがデルガの前に跪く。
ユントア「私の名前はユントアと申します。」
ユントウ「私はユントウ。」
デルガ「ユントアとユントウよ、アンデット達を率いて魑魅魍魎達を殲滅せよ。」
ユントア、ユントウ「承知しました。」
ユントアとユントウは蘇ったアンデット達を率いて、魑魅魍魎達と戦い始めた。
デルガ「この戦場はこれで良いだろう。次の戦場に行こう。」
ライゾウ「分かった。」
拡散していた
大自然北部から進軍したアレオン軍が魑魅魍魎達と戦っていた。
アレオン軍はスペクター、レイス、ファントムのアンデット達で構成される。
アレオン軍のアンデット達はゴースト系の魔物で物理攻撃無効。
初めは優位に戦っていたが、それを分かった魑魅魍魎達は魔法攻撃に切り替えて少しづつダメージを与え始めた。
竜人達と同様に力ではレベルが高いアレオン軍が勝るが、魑魅魍魎達の数に手こずり戦況は膠着状態。
しかも魑魅魍魎達の数は増え続ける。
アレオン「押しきれなかったか、時間が立つと不利になっていくな。俺も進化だ!」
アレオンは悪魔フルカスに進化した。
アレオン「思えばガラード王国の将軍で人間だったが、陛下に殺されてアンデットとして蘇り、とうとう悪魔になっちまった。」
悪魔フルカス。
白髪。長い
アレオンは元ガラード王国の老将軍。
顔は変わらず、
魔槍を振り回し、配下のスペクターキング達と共に魑魅魍魎の群れに突撃した。
アレオンの魔槍が魑魅魍魎たちを貫き、突き飛ばす。
アレオンの隣にオク1が出現した。
オク1「よう!アレオン、苦戦してるな。」
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