第402話 VS雷公と電母(その2)

その時、急に辺りが暗くなった。


雷雲が頭上に出現していた。


雲の隙間から光の筋が差した。


竜人の身体が光る。


竜人は光の筋により左右に切断されていた。


竜人が倒れる。


その上に出現した電母。


廻りに飛び回る数匹の雲使いユン・トン


ドルニカ「貴様!何者だ!」


電母レイジー電母レイジーよ。」


電母レイジーが光るとドルニカの隣にいた竜人が上下に切断されていた。


電母レイジーはドルニカの隣に移動していた。


ドルニカ「何をした!」


焦るドルニカ。


電母レイジー「光で切断しただけよ。

あなた達は光の速さで動く私の動きについてこれるかしら?」


雷公が占領した竜王山の龍脈。


竜王山奪回の為に進軍する樹海帝国軍に、龍脈から生み出された魑魅魍魎達が襲う。


強靭な樹海帝国軍に数で対抗する魑魅魍魎。


膠着する戦場に降臨した電母レイジー雲使いユン・トン


電母レイジーの光の速さと攻撃力は圧倒的で竜人達を蹂躙していた。


古竜の山脈から戻った俺は、その映像を念話で見ていた。


「これ、不味いな!」


ヒナ「電母レイジーが強すぎだよー。」


サクラ「光の速さは反則ね。転移と変わらないわ。」


「何とかできないかね。」


サクラ「要は光を通さない様にする必要があるわね。」


「空間に浮かび、光を通さないものがあるといいんだけど。」


アリア「竜王の光のブレスを遮った、四罪のコンから奪った宝貝パオペエ息壌そくじょうがありますよ。」


「それだ!」


サクラ「良いわね。」


息壌そくじょうは神気がないと使えないよね。」


アリア「そうです。私が行きましょう。」


ハク「妊娠中はダメよ。」


サクラ「そうそう。」


「誰かいないかね? 堕天使サリエルのデステルはどうだろう?」


ヒナ「良いかもねー。」


スパ「念話で陛下の眷属に問い合わせしてみましょう。」


眷属達に問い合わせした結果。


雷神トールのライゾウと亜神ペナンガルのビー、魔神パズズのバズが神気を使える事が分かった。


と亜、魔だから当たり前か。


ライゾウを召喚し、アリアから息壌そくじょうを貸し出した。


ライゾウ「息壌そくじょうって土属性だから雷には天敵だな。これで、俺は天下無敵だ。あっはっは。」


アリア「貸しただけだよ。」


まあ、ライゾウは一時期アリアの護衛をしていたので、二人は仲が良いから喧嘩しないけどね。


今もライゾウは、雷獣の姿でアリアの膝の上で撫でられてるし。


ライゾウだけ竜王山に行かせるわけには行かないので、数の問題も解決するため、他のメンバーも派遣しよう。


コボルトを召喚出来るコボ1とオークを召喚出来るオク1、キラービーを召喚出来る亜神ペナンガルのビー将軍、アンデットを召喚出来る、元闇の王である悪魔ビフロンスのデルガ侯爵に出陣を指示。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


宣伝です。すいません。

新作投稿します。


6/11 0:00に

第1話をスタートします。

気が向いたら読んでみて下さい。


タイトルは、

『邪悪な勇者と神槍の英雄~虐げられた普通の槍兵が成り上がり「ざまぁ」する~』


URLは

https://kakuyomu.jp/works/1177354054898248060

です。


宜しくお願い致します。

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