第384話 VSハーミア(その4)

ヒルド「スクルド様、応援に来ました。小娘ハーミアはいつの間にか強くなってますね。」


スコグルは水弾ウォーターバレットをハーミアに放ち隙を作る。


その隙を狙ってフリストの爪がハーミアを襲うが、狙いは読まれており、ハーミアの蹴りがフリストの腹に直撃する。


ハーミア「何人来ても無駄だ!」


ハーミアは高速で飛行し一瞬でヒルドの前に現れると、聖剣の柄でヒルドを殴り飛ばす。


フリストとヒルドは大地に落ちる。


スクルドとスコグルはハーミアと対峙する。


そこに一陣の風が吹く。


スクルドとハーミアの間に魔神パズズのバズが登場した。


ヴァルキリーのスクルド達と勇者ハーミアが対峙していた。


ヴァルキリー達は明らかに劣勢。


その上、勇者ハーミアが手加減していた。


その間に割って入る魔神パズズのバズ。


バズ「ヴァルキリー達よ、ここは我に任せろ。我はバズ。樹海帝国皇帝ヒロトの眷属だ。お前達は目的を果たすがよい。」


魔神パズズ。

ライオンの顔と腕。鷲の脚と4枚の翼。蝎の尻尾。蛇の男根。身体は毛深い筋肉質。


迷宮『千尋せんじんの洞窟』のダンジョンマスター。


ヒロトの眷属になった後、『千尋せんじんの洞窟』毎、樹海帝国領に移動した。


飛蝗ひこうを操る。


光より速く移動し、短距離の場合その速度は転移とほぼ変わらない。


遠距離では風魔法を得意とする。


近距離ではライオンの爪の突きと鷲の鉤爪の蹴りを放つ。


ヴァルキリーのスクルドとヒルドは何やら会話した後、バズに答える。


スクルド「バズ殿、有難う助かりました。お言葉に甘えてここはお任せします。」


スクルド達ヴァルキリーは迂回してオーダンに迫ろうとする。


ハーミア「待て!黙って行かせると思うか!」


ハーミアがスクルドの前に拘束移動して回り込む。


そのハーミアの鼻先にバズが現れてライオンの爪でハーミアを払う。


ハーミアは飛び退く。


そこに風の刃が飛び交う。


ハーミアは聖剣で防御する。


その隙にスクルド達はオーダンに向かった。


ハーミアはスクルドの動きに気をとられる。


そこにバズの鷲の鉤爪の蹴りが直撃した。


ハーミアは蹴り飛ばされる。


ハーミア「くっ、」


ハーミアの腹に鉤爪の跡の穴が空いていた。


血が流れている。


ハーミアはバズから距離を置き、回復魔法を唱える。


腹の傷が回復していく。


その様子を黙って見ているバズ。


ハーミアはバズから目を離せない。


そこに悪魔キマリスのオニバルが現れた。


オニバル「ハーミア、久しぶり。

随分腕を上げたようだな。」


オニバルは悪魔キマリス。

黒い鎧を身に纏い。8本足の巨大な黒い馬の魔物スレイプニルに乗っている。


スレイプニルはゆっくり歩く。

オニバルはハーミアに近づいていく。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る