第332話 千尋の洞窟(その6)

キラーアントエンプレスのアンナの先導で先に進む。


途中で会った魔物はゴブリンやコボルト等の弱い魔物。


アンナや九尾の狐のキュウが一瞬で倒し、死体はスラオの影にしまう。


冒険者達と全く会わないでいく事が出来ず、たまに擦れ違う事になるが、隠蔽魔法で気付かれない様に通り過ぎる。


地下2階に降りる階段に着いた時、

グレイアから念話で連絡が入る。


グレイア(冒険者達は死神デステル様に引き渡しました。牢屋に入れています。)


(有難う。グレイアを召喚するよ。)


グレイア(はい。)


グレイアを召喚した。


グレイアは隠蔽魔法を発動した状態で召喚された。


「地下2階に降りるところだったんだ。」


グレイア「この階段を降りるのですね。」


「そうだよ。」


皆で階段を降りる。


地下2階に到着、変わらず洞窟が続く。


アンナ「地下2階も眷属が行き渡りました。更に地下3階にも進出中です。」


「いいね。どんどん下の階に進出してくれ。ところで、地下2階には冒険者はどのくらいいる?」


アンナ「10組います。」


「引き続き出来るだけ冒険者とは会わないルートで進もう。」


アンア「承知しました。」


「宝もこの階は無視でいいけど、魔物は倒して行こう。」


アンナ「御意。その条件でルートを決めます。」


グレイア「魔物の死体は私の影に保管しますね。」


「うん。任せたよ。」


先頭はアンナとキュウ。


探索しながら進み、出会った魔物を瞬殺。


次にダークハイエルフのグレイア。

倒された魔物を影に保管。


その後を俺。


その後ろにエルダーリッチのユイと

魔女のウィーラが続く。


ユイの肩には小鳥サイズの火の鳥のフェンが止まって、後ろを警戒している。


地下2階もゴブリンやコボルトが出現した。


地下1階は単独だったが、ここでは複数。


アーチャーやソルジャー等の上位種も混ざって出現。


何れにしても、ユイやキュウには全く歯が立たず、瞬殺していくのだ。


キュウは罠の感知も出来た。


落とし穴や槍が出てくる罠。


天井が落ちる罠等古典的な罠を感知して、起動しない様に避けて通る事が出来た。


全く安全に問題なく地下2階も終わり、地下3階の階段に着いた。


千尋の洞窟の地下3階に降りていく俺達。


先頭は九尾の狐のキュウと、キラーアントエンプレスのアンナ。


次にダークハイエルフのグレイア。


その次に俺ヒロト。


左目は神眼のアイ。


左手に精霊王のレイ。


左腰に神刀のムラマサ。


身体に元スライムの悪魔、ベルゼブブのスラオ。


俺のすぐ後ろに、竜脈の魔女のウィーラ。


最後尾にエルダーリッチの勇者ユイと続く。


その右肩にユイの使い魔、火の鳥のフェンがのっている。

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