第294話 ハーミア(その2)
今日の朝食はパンにするかな。
サンドイッチとサラダ、フルーツヨーグルト、ブラックコーヒーを選んだ。
サンドイッチはハンバーグとコロッケ、卵サンドの3つ。
ハクはブイヤベースと硬めのパンを選んでいた。
レイは冷たい水。
席について朝食を食べ始める。
そういえば、ブイヤベースはどんな味になったのか気になるな。
「ハク、スープをちょっと飲ませて。」
ハク「いいよ。」
パンを浸したスープをハクから貰った。
「ん!昨日のスープより美味しいぞ!」
ハク「美味しいわね。こんなに美味しいものが食べられるなんて、ブラリリがヒロトについていって良かったわ。」
ブラリリが側にやって来た。
ブラリリ「ダンジョン素材で作ってますから、旨さ倍増です。魚介類もダンジョンの海で魔魚や魔海老、魔蟹、魔貝になってます。オリーブオイルのオリーブもダンジョン産です」
「なるほど。」
朝食を終えてリビングに行く。
食事が終わった妻達もぞろぞろついてくる。
リザも慌ててついてきた。
(リザ、ゆっくり食べてていいよ。)
リザ(お構い無く、陛下が南の王国に行った後、また食べます。)
また、食べるのかい!
ブラリリもついてきた。
グレイアとウィーラはまだ食べてたからね。
サクラとハーミアも城の設備の話に盛り上がってたから、まだ時間がかかるだろう。
リビングでゆっくり待とう。
ハク「今日もノガート町に行くんでしょ。」
「そうだよ。」
ユイ「ヴァルキリーを遠目に見るんだよ。」
ハピ「ヴァルキリー?」
ユイ「戦乙女と言われている種族ね。見に行くスクルドは南の王国の元国王親衛隊隊長で有翼人だったらしいよ。白い翼があるんだって。」
アリア「天使みたいだね。」
グレイア「そうね。戦う天使ね。戦いに特化してるらしいよ。」
グレイアがリビングに来た。
ハーミア「そうなんです。憧れなんです。」
ハーミアも食堂からリビングに来ていた。
ハピ「ほえ~。私とは正反対ね。」
ハーミア「ハピさんも強いんでしょ。」
ハピ「私はね。歌うのが好きなの。」
サクラ「ハピ、答えになってないわよ。ハピはね戦えば強いけど、間接支援特化型なのよ。ハピの歌は仲間のステータスを倍にして、敵のステータスを下げるのよ。とっても頼りになるわよ。」
ハーミア「そうなんですね。」
「全員揃ったみたいなので、そろそろノガートに行くか。」
「スパ、ヴァルキリーのスクルドの所在は分かるかい?」
スパ「城館の客間にいます。」
「客間から出て来ないと遠目にも見れないよね。」
ハク「そうね。」
ヒナ「リビングにいてスパの念話で見てればいいよ。」
「お、ヒナ起きたの?おはよ。」
ヒナ「おはよ。」
ハク「そうね。リビングでのんびり見てようよ。」
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