第253話 窮奇(その2)

ドライマの翼が傷つき落下する。


ドライマの下に影が広がる。

ドライマは影の中に吸い込まれていく。


コボ2が宙に浮かび影を仕舞う。

コボ2「好き勝手やってくれたな。」


古龍エンシェントドラゴンドライマを影に収納し窮奇キュウキと向かい合う悪魔ナベリウスのコボ2。


ナベリウスはケルベロスと同じ姿形。


コボ2の隣には妖精のフェアル副将軍。


そして地上に小人のホビラグ副将軍とゴリラ獣人のグンゴル副将軍が駆けつけた。


フェアルが火魔法ファイアーランスを放つ。


窮奇キュウキの周りに風が渦巻きファイアーランスを通さない。


フェアル「火魔法は効かないか。」


グンゴルが跳躍し窮奇キュウキを殴り付ける。


窮奇キュウキはグンゴルの拳を無視。


右の爪でグンゴルを迎撃。


グンゴルの拳が窮奇キュウキに当たるがダメージは無い。


グンゴルは切り飛ばされる。


グンゴルの漆黒のアダマンタイトの鎧に爪の跡が残る。


グンゴル「アダマンタイトに傷がつくとは・・・。」


ホビラグがミスリルのショートソードに魔力を流す。


グンゴルが飛ばされたタイミングで跳躍し斬りかかる。


ショートソードは窮奇キュウキの腕に当たるが斬れない。


傷もつかない。


ホビラグは窮奇キュウキの尻尾で払い落とされる。


コボ2が空中でホビラグの後ろ襟を加えて着地。


ホビラグ「コボ2将軍、有難う御座います。ミスリルでも傷もつきませんね。」


コボ2「うむ。ホビラグ、グンゴル、フェアルは下がって待機だな。俺がいく。」


コボ2が宙に浮かび窮奇キュウキと対峙する。


窮奇キュウキは邪気を身に纏う。


一陣の風が吹く。


窮奇キュウキは風になりコボ2を通り抜ける。


コボ2は八つ裂きにされた。


八つ裂きになったのはコボ2の残像。


コボ2は窮奇キュウキの後ろに現れブレスを吐く。


窮奇キュウキは風になって躱す。


窮奇キュウキ「なかなかやるな!」


コボ2を睨む窮奇キュウキ


首が後ろから大鎌で切られた。


しかし残像。


後ろにには大鎌を振り下ろした死神デステル。


デステル「簡単には殺せないか。」


窮奇キュウキは風となって漂う。


窮奇キュウキ「面白い。死神か。」


そこに跳躍した悪魔ゼパルのリガント将軍の赤い大剣が振り下ろされる。


窮奇キュウキはそれも躱す。


リガントはそのまま宙に浮かぶ。


赤い大剣を中段に構える。


リガントは赤い全身鎧。


赤い一対二枚の翼が広がる。


続けてリザードマンエンペラーのリガール副将軍も跳躍し大剣を薙ぎ払う。


窮奇キュウキは腕で受ける。


更にゴブリンキングのゴブ2が大剣を下から斬り上げる。


窮奇キュウキは足の爪で受ける。


窮奇キュウキはその場で回転し二人を吹き飛ばす。


リガールは宙に留まる。


リガールの左目は赤くオッドアイ。


リガールにはイビルアイから進化した魔眼が憑依しており、魔眼のスキルで浮遊、飛翔が使えた。


ゴブ2は地面に叩きつけられた。


腕、足が折れて曲がる。


しかしゴブリンキングの回復スキルで一瞬に治る。


立ち上がり、窮奇キュウキを睨む。

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