第249話 妊娠

ハク「あのね。実は・・・。」


「どうした?」


ハク「・・・赤ちゃんが出来たの。こんな時期なのに・・・。」


え!やることはやってたが、この時期かぁ。


それはそれ、これはこれ。


妊娠は目出度い事だ。


「おお!それは目出度い!でかした!」


ハクをなでなでする。


「まあ、皆いるから大丈夫だ。」


周りを見渡す。


ヒナはどこかを見ている。

コボミは下を見てる。

リザは頷いてる。

皆なんかよそよそしい。

え!もしかして・・・。



ハピ「私も赤ちゃんが出来た!」


ハピが抱きついて来た。


「お。」


ハピも撫で撫でする。


コボミ「私も。」


コボミは下を見てる。


ヒナ「・・・私も。」


アリア「私も。」


ヒナもアリアも申し訳なさそう。


サクラ「私も。てへ。ぺろ。」


てへぺろの歳かよ!

って突っ込みたいけど、我慢我慢。


ルシー「あはは、私も。」


ルシーは照れてるようだ。


リザ「私は大丈夫です。妊娠してもヒロト様の盾です。」


リザは胸を張って宣言する。


ハク「だからダメだってば、妊娠中は戦い禁止!」


「全くだ。」


グレイア「ふふふ、これで、私も晴れて側室の身。」


ウィーラ「そうじゃ。わらわも側室じゃ。」


ユイは嬉しそうに笑ってる。


ビー「楽しみです。」


ビーもにっこり。


「皆、有難う!そして妊娠した者は戦いに連れて行かないので、ここで待ってること。」


リザは不満そう、その他の妊娠組は頷いている。


「それで妊娠してないのは、レイとスパだけかな?」


シュタッとスパが登場。


いつものサイバーパンク風忍者の格好。


同じくサイバーパンクっぽいアンナと一緒だ。


スパ「すいません。私も妊娠しました。私の産前産後休暇中はアンナが替わりを努めます。」


アンナ「御館おやかた様の為、誠心誠意尽くす所存で御座います。見も心も捧げます。あんな事やこんな事も決して拒否は致しませんので、この身をご自由にしていただいて結構で御座います。」


アンナはちょっと顔を赤らめて下を向きながら、後半の言葉は恥ずかしそうに言った。


『あんな事やこんな事も』って、俺がどれだけ変態と思ってるんだ。


だいたい替わりは特に求めてないんだけどね。


サクラ「じゃあ私の替わりはウィーラで。」


ヒナ「私の替わりはユイね。」


ルシー「だったら私の替わりはグレイアだな。」


ハピ「え~。私の替わりは・・・。」


「側室は認めるけど、替わりは要らないよ。」

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