第245話 共工(その1)

いつものリビングでいつものメンバーとまったり。


砂漠の開拓で忙しいサクラと使い魔ミサキ、アリア、レイがいないが、他のメンバーは揃っている。


魔女のサクラは魔神の遺跡を砂漠に移設。


天使のアリアは砂漠の都市や町の下地作り。


土の宝貝パオペエ息壌ソクジョウで砂を土に変えている。


精霊王レイがその後、精霊ノーム、ウンディーネ、ドリアードを召喚。


土の精霊ノームは土壌改良。


水の精霊ウンディーネは土に水を与え、木の精霊ドリアードが植物を生育する。


土の精霊ノームと息壌ソクジョウは互いに邪魔しないように、仲良くやっている様だとレイとアリアが言ってた。


サクラ、アリア、レイの作業中はキラーアント達が護衛。


三人ともキラーアントより強いけど、作業中は危ないからね。


サンドワームが頻繁に襲って来たそうだが、キラーアント達が余裕で対応していたそうだ。


キラーアントはサンドワームが近づいて来た事を触角で感知するようだ。


穴を掘ってサンドワームに近づき、固い牙でズタズタに噛み切る。


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リビングでは、ブラウニーのブラリリが給仕して、紅茶とコーヒー、アルコール?を皆に入れて回る。


ブラウニーのブラルルがケーキを持ってきた。


俺はしっとり濃厚なレアチーズケーキ。


ブラックコーヒーにあうね。


応龍のハクと麒麟のコボミ、霊亀のリザは、定番のいちごショートケーキと砂糖を入れないミルクティー。


鳳凰のハピはフルーツたっぷりのタルトとダージリンティー。


吸血鬼真祖のヒナは赤ワインとビターなチョコレートケーキ。


不死王のルシーは大人のブランデーケーキにダージリンのロイヤルミルクティー。


魔女のウィーラは白ワインとドライフルーツたっぷりのケーキ。


ダークハイエルフのグレイアはブランデーと濃厚チーズケーキ。


亜神ペナンガルのビーは蜂蜜入りパウンドケーキとアールグレイティー。


ヒナとウィーラ、グレイアは昼間っから酒飲みかい!


最近結構好みが別れてきた、料理おばさん達は面倒だろうね。


俺の左に悪魔バエルのスパが人化でのサイバーパンク忍者スタイルで突然出現した。


スパ「共工キョウコウが妖しい動きをし始めました。」


「妖しい動き?どんなだ。」


スパ「魔族の国北部の氷を溶かしてたり、海で雨を降らせたり。」


「なんだろうね。氷を溶かす、雨を降らせる・・・。」


ヒナ「水が増えるね。」


ルシー「洪水を起こそうとしてるのかもね。」


「洪水か!共工キョウコウって水に関係する能力を持ってたはず。」


ヒナ「えええ!大変だ。」

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