第231話 運輸

いつものリビング。

いつものメンバー。


コンを倒して、竜王の一族、グリフォン達が眷属となった。


竜王の一族は戦闘に出ていた古竜エンシェントドラゴンの他にも沢山の竜がいた。亜神相手に戦力とならない為、隠れていたらしい。


竜人ドラゴニュート達も一族の末端らしいので、配下に入った。


宰相デレイズを召喚。


「デレイズ、空輸の方は改善が進んでいるかい?」


デレイズ「絶対数が少ないので、進捗は思わしく有りません。飛行できる者の募集に対して、応募はある程度ありました。都市内の宅配は問題なさそうですが、地域間、国家間の長距離輸送出来る者や、都市間の中距離輸送出来る者の数が圧倒的に足りません。」


「ハクとハピに召喚して貰って無いの?」


ハク「忙しくてそれどころじゃ無いでしょう。次から次へ戦いの連続よ。一緒にいたからわかるでしょう。」


「そう言えばそうだった。」


ハピ「はぁ~。相談はされたけど、忙しかったのよ。」


「まあまあ、機嫌を直して。」


ハピとハクをなでなでする。


「そんなデレイズに朗報です。竜王とグリフォンが配下になりました。長距離中距離輸送の人員を一気に増やせます。」


デレイズ「おお!それは凄い。」


亜神のコンとの戦闘と状況をデレイズに説明した。


デレイズ「流石、皇帝陛下です。」


「ちょっくら竜王山に行って調整して来てくれ。なんなら竜王を食堂に招待して紹介がてら食事して調整でもいいぞ。」


デレイズ「我が帝国の状況を知ってもらい、他の幹部と顔合わせも出来るので、食事に招待しましょう。」


「ついでにグリフォンリーダーのグリルも招待な。中距離輸送をグリフォンやヒッポグリフに担当して貰おう。」


デレイズ「いいですねぇ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いつもの食堂。


今日の夕食はパーティ形式。

バイキングだ。幹部全員集合ね。


竜王ドラシルは人化で出席。

グリフォンリーダーのグリルは人化サイズになって出席だ。


竜人ドラゴニュートの幹部達も何人か出席した。


竜人ドラゴニュートから相当数が樹海帝国に移住するらしい。


こちらの文化に馴染んで貰う事と軍に入る人員もいるようだ。


グリフォンも半数以上は移住希望らしいがデレイズに任せた。


ドラシル、グリル、竜人ドラゴニュート達を皆に紹介し、幹部達にも自己紹介させた。


是非親睦を深めて欲しいところだ。


ヒナ「やっぱり寿司よねぇ。」


ヒナはマグロの大トロ、ノドグロ、アワビ等高級ネタの寿司を大量に持ってきた。


サクラとユイも大喜びだ。


サクラ「寿司にはビールよねぇ。」


サクラは中ジョッキで生ビールを飲んでいる。


ダンジョン農場産だ。


やっと生ビールも出来たか。


グリフォンのグリルはコボ1、ゴブ1、オク1の魔物の国王達と一緒だ。


グリル「しかし、そうそうたるメンバーですな。」


オク1「そうさ、全て皇帝陛下のお力よ。」


グリル「然り。皇帝陛下の眷属となった時、力がみなぎり喜びで震えました。」


ゴブ1「そうであろう。陛下直の眷属になりたい者が大勢いる。その者共を飛ばして陛下直の眷属になれるとは、お主は幸福者であるな。

ステータスが倍になり、成長も速く、進化も出来るのだ。」


グリル「ええええ!ステータスが倍になって凄いと思ってましたが、成長も速く、進化も出来るのですね!まさしく幸福者です。それにこの料理と酒の旨いこと。この食堂には自由に来ても良いと、お言葉をいただきましたが、皆様はどのくらいの頻度で来られていますか?」


コボ1「仕事で来れない時を除けば、毎日三食ここで食べてるよ。」


グリル「えええ!三食来ても良いのですか?」


オク1「いいよ、俺も毎食ここだ。」


グリル「眷属にしていただいて良かったぁ。」

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