第216話 スフィンクス
落とし穴に落ちたハク達グループAが、魔神の遺跡を進むと広い部屋に出た。
相当広い。東京ドームぐらい。
中央に大型のスフィンクスが1体座っていた。
リザルド「おお、手応えがありそうな敵がいるぞ。」
スフィンクス。
古代エジプトの
男。眉毛が太い。鼻筋が通っている。
口は大きい。鋭い牙。
静な目。青いい瞳。
長い
首から下はライオン。
鷲の翼。尻尾は蛇。
(ハク、その道は正解かもね。)
ハク(本当?)
(俺の世界では、スフィンクスは王または神を守護する存在なんだ。)
ハク(正解だったらいいな。)
スフィンクス「この先へは行かせん。」
スフィンクスはハク達を睨む。
スフィンクスは飛び上がり攻撃体勢になる。
リザルド「問答無用!」
リザルドも宙に浮いた。
スフィンクスとリザルドは空中で対峙している。
リザルドは頭から体当たり。
スフィンクスは両手で押さえる。
押さえきれず弾かれる。
飛び上がり壁に激突を回避。
リザルドが尻尾で薙ぎ払う。
スフィンクスが両手を拡げて受け止める。
尻尾の威力が強い。
スフィンクスはしがみつく格好。
振る舞わされる。
そのまま、リザルドは締め付ける。
スフィンクスの噛み付き。
リザルドのアダマンタイトより固い皮膚には、文字通り歯が立たない。
スフィンクスの尻尾の蛇も噛み付くが通じず。
爪も通じない。
両手で締め付けを外そうとする。
外せない。
ますます締め付けられていく。
スフィンクス「ぐああああああ!」
そしてリザルドの牙がスフィンクスを貫いた。
リザルドが締め付けを外す。
スフィンクスは下に落ちていく。
地面に激突。嫌な音がした。
倒れたスフィンクスをハクが異次元に収納。
リザルド「さあ、奥に進もう。」
ハク「正面に扉があるわ。」
ハピ「いよいよ魔神の登場かしら。」
ハク達が扉へ進み、扉を開ける。
そこは広い空間。奥に祭壇。
祭壇の上のイスに座る魔神。
魔神セト。
黒いツチブタの頭。
長方形の長い耳が
黒い人間の身体。
上半身裸。筋肉質。
首回りに派手で重そうなネックレスを何重にも着ける。
二の腕に着けた青に金の腕輪。
手首に着けた青に金の腕輪。
足首に着けた足輪も青に金。
腰に黄色い布を巻いている。
右手にアンク、左手にウアス杖。
アンクは生命的宗教的象徴のシルバーの装飾具。
ウアス杖は上端にツチブタのシンボルがついている。
石突が蛇避けのため二又に分かれている長い杖。
力または支配の象徴とされている。
魔神セトが立ち上がる。
異様な神気が拡がる。
セト「我はセト!お前達も合成して欲しいのか?」
このダンジョンに出てきたキメラの様な魔物達は、魔神セトが合成したようだ。
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