第213話 アメミット

魔神の遺跡。


転生神を殺す必要があり、神殺しの剣の効果を試すため、仲間達がその最深部にいる魔神を目指す。


3つのグループに別れて魔神の遺跡ダンジョン攻略する事になり、3つのグループは競争して魔神の遺跡に向かった。


人数が多いので、到着順に入口から入る事にしていた。


豊富な体力と根性でリザルドが一番だったので、応龍ハク達のグループAから魔神の遺跡に入る事になった。


次は魔女サクラ達のグループBだ。


不死王ルシー達のグループCは人数が多くて三番目。


リザルド「よっしゃ!このまま1番キープだ。」


ハク「喋ってないで行くよ。」


全員人化で遺跡の中に入って行く。


ハク「コボミ、探索は任せた!」


コボミ「了解。」


コボミは音探知、臭い探知があり、更に神眼アイ3の魔力探知もある。


コボミが先頭で先へ進む。


コボミ「この先に魔物3体、マミーと思われます。」


ハク「魔王軍にいた奴だね。包帯でくるまれたミイラ。」


ハピ「そう言えば、そんなのいたねぇ。」


角を曲がるとマミー3体が待っていた。


ハク達を見ると襲い掛かって来る。


リザルドがマミー達の頭の天辺を押さえて、下に手を下げペッちゃんこにした。


それをハクが異次元に収納する。


リザルド「楽勝だぞ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

サクラ達グループBが次にピラミッドへ入っていく。


ユイ「大きいね。」


ヒナ「うん、凄い。巨大な石が積み重なってるー!」


ユイ「クフ王の巨大ピラミッドより大きいいんじゃない?」


ヒナ「エジプトに行ったことないから、分からないな~。」


サクラ「東京ドーム幾つ分とか言う大きさでしょ。」


グループAの後をついていく為、今のところ魔物と遭遇はない。


黒猫のミサキが先頭で探索係をしている。


火の鳥のフェンは照明係だ。


九尾の狐のキュウはヒナの足元を一緒に歩く。


キュウは後ろを警戒しているようだ。


ミサキの後ろにガーゴイル。


悪魔タイプのガーゴイル。

ミスリル製。

二本の羊の巻き角。

犬のような口に鋭い牙。

人間よりちょっと大きめ190cm。


キュウが突然声を出す。

キュウ「後ろから何か来るのじゃ。」

キュウが後ろを向いて威嚇する。


後ろから見慣れない魔物が近づく。


アメミット。

頭はワニたてがみ

上半身が獅子。下半身は河馬。

四足歩行。

ワニが動物の身体で、地上でも敏捷になっている。


アメミットが飛びかかって来た。

キュウは避ける。


フェンがアメミットに向かう。

足でアメミットの背中を掴み宙に浮く。


炎がアメミットを包む。

アメミットは頭と手足をバタバタするが、炎は勢いを増していく。


アメミットの断末魔の悲鳴。


ユイ「おお、流石火の鳥。フェン有難う。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る