第200話 VS魔王軍(その10)

俺は不死王ルシーに転移で呼ばれた。


目の前に魔王ドルダーク。


俺は周りに妻達と他数名を召喚した。


今回妻達は人化形態ではなく魔物の形態で登場だ。


左前に俺の盾になるべく、身構える霊亀リザ。


右横に隙の無い構えの麒麟コボミ。


他のメンバーは後ろに並んでいる。


魔女サクラと吸血鬼真祖ヒナ。


サクラの使い魔、黒猫又のミサキ。


ヒナの使い魔、九尾の狐キュウ。


鳳凰ハピ、魔女ウィーラ。


ウィーラの使い魔、ロック鳥のロクは宙に浮く。


ダークハイエルフのグレイア。


そしてロボに乗った人間アリア。


リッチの勇者ユイが駆けて来た。


ユイの使い魔、火の鳥のフェンも一緒だ。


ユイ「私も戦うわ。」


ドルダークはユイの方を向く。


ドルダーク「貴様何者だ!

勇者の力を感じる。忌々しい魔力。」


ユイ「リッチで勇者のユイよ。」


ドルダーク「勇者なのにリッチだと!」


ドルダークは俺の方を向き直す。


「そいつが貴様らの切り札か。

だが、実力不足の様だな。」


俺はドルダークの問い掛けを無視。


ドルダークを睨んだままユイに話し掛ける。


「ユイ、奥義は覚えた?」


ユイ「未だなの、もうちょっとだと思うんだけど。」


「しょうがないよ、気にするな。

予定通り戦おう。」


ユイはリッチに変わり身構える。


そこに勇者タクミが現れた。


仲間のコボルトとスライムも一緒だ。


コボルトとスライムはゾンビ達を倒し、タクミの為に魔王までの道を作る。


タクミ「待て!勇者タクミ見参!

魔王は勇者の獲物だ。」


俺は神眼でタクミを鑑定。


「前よりかなりレベルが上がっているようだね。

だが、まだ魔王を倒す奥義は会得してないようだ。」


タクミ「勇者は戦いの中で成長するもの!

諦めない心が勝利を呼ぶのさ。」


勇者タクミの後ろで、タクミの護衛に着けたコボルトとスライムが頷いている。


コボルト「タクミ頑張れ!

俺達はゾンビ達を倒す。」


タクミ「コボ、スラ。ここまで有難う。」


周りからグール、ゾンビ、マミー達が襲って来た。


グレイア、ウィーラ、ロクが迎撃する。


サクラ「ヒロト!私達は邪魔にならないよう周りの敵を倒すわ。

準備が出来たら教えて。」


「了解、ありがとう。」


サクラ、ヒナ、ルシーと使い魔のミサキ、キュウも周りの魔王軍を倒しに行く。


残ったのは、俺、リザ、コボミ、ハピ、ユイ、タクミの6人。


そして、ユイの使い魔フェン。


コボミはドルダークの左後ろに、ハピはドルダークの右後ろに飛ぶ。


リザは俺の左手向こうに移動。


鳳凰ハピは歌い始めた。


ハピの5色の声のハーモニーが戦場に響き渡る。


ハピの歌で次々と効果が現れる。

仲間達のステータスアップ。

仲間のHPを少しづつ回復。

仲間のMPを少しづつ回復。

敵のステータスダウン。

敵に状態異常付加。


バンシーの泣き声の効果は消える。


戦場は一気に樹海帝国が優勢に変わった。

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