第197話 VS魔王軍(その7)
シルミル教国の残党とオニバル軍、闇の王デルガ侯爵、吸血鬼真祖ヴァンス伯爵、リッチの勇者ユイ達は首都近くに到着した。
聖騎士シレオマがオニバル将軍と共に歩く。
シレオマ「オニバル将軍、もう少しで首都に着きます。」
オニバル「うむ。いよいよ決戦だ。」
ライオンの獣人ライゴー副将軍とその妹ライカがオニバル将軍達の後に続く。
ライゴー「ライカ、準備はいいか。」
ライカ「勿論よ。暴れまくってやるわ。」
ヴァンス伯爵とその眷属、絶世の美女である吸血鬼2世代のヴァイラとヴァール、そして魔法国家ソルセル戦で
ヴァンス「オニバル、この辺りで進軍をストップして休むか?」
オニバル「そうですね。
一旦休憩を入れてから決戦に挑みましょう。」
デルガ「どうだユイ、
ゾンビやグール達を倒して経験値をかなり取得出来た筈だが。」
ユイ「凄くレベルアップしたけど未だ会得していないわ。
でももう少しの気がする。」
デルガ「そうか。ガンガン倒して奥義を取得しよう。」
ユイ「はい。」
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ステラド帝国軍とリガント軍、リザルド元帥、死神デステル伯爵、不死王ルシー、キラーアントクイーンのアンナは首都に向けて進軍中、オニバル軍に少し遅れて首都に着きそうだ。
リザルド「急げえええ!
オニバルに先を越されるな!」
リガント「リザルド様、そんなに急がせないでください。
ステラド帝国の人間達が使い物にならなくなります。」
リザルド「何!軟弱な。」
ルシー「体力がある兵士達のみ先行しても良いよ。」
リザルド「それが良い。
疲れを知らぬアンデットども!
そして、キラーアントども!
俺に続け!」
リザルド元帥とルシーが蘇らせた帝国兵や魔物のアンデット達とキラーアント達が先行して進軍。
リザルド「お!オニバルが休んでるのが見えるぞ。
今のうちだ。俺が門を壊す。突撃!」
リザルドが世界蛇ヨルムンガントに変わると首都の門に突っ込んだ。
首都の城壁から矢が雨のように降り注ぐが、ヨルムンガントの固い皮膚に跳ね返される。
リザルドは首都の門に頭からぶつかり破壊した。
リザルドと共に進軍してきたアンデット、キラーアント達が街中に雪崩れ込む。
オニバル「リザルド元帥が突撃したか。
しょうがない。休憩終了。突撃だ!」
オニバル軍も首都に突撃を開始した。
リザルドは人化し、先頭を進む。
バンシーの泣き声が
しかし、リザルドやアンデット達には、バンシーの泣き声は通じない。
デュラハーンが首無し馬に跨がり、リザルドを襲撃する。
リザルドはデュラハーンの剣を大剣で受ける。
そして馬ごと蹴り飛ばす。
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