第195話 VS魔王軍(その5)

帝国の砦は惨劇と化していた。


マシランが孤軍奮闘の状況。


そこにキラーアントクイーンのアンナとキラースパイダークイーンのアサギとシオン、5匹のキラーアントジェネラルが参戦した。


アンナ「お前がステラド帝国の将軍マシランか?」


マシラン「そうだ!お前は誰だ!」


機械の右手でキラーアントの頭を叩きながら、マシランは吠える。


アンナ「キラーアントクイーンのアンナだ。」


マシラン「お前が女王か。

お前を倒せば、こいつらも終わりだな。行くぞ、」


マシランはアンナに飛びかかる。


マシランの前にキラーアントジェネラルが立ち塞がる。


キラーアントジェネラルの蟻酸がマシランを襲う。


マシランはすんでところで避ける。


マシランとキラーアントジェネラルは対峙する。


マシランは魔砲弾を放つ。


キラーアントジェネラルは盾で防ぐ。


その時、急に周りが騒がしくなった。


マシランは周りを見渡す。


樹海帝国の兵士達がキラーアントとキラースパイダー、大百足を攻撃していた。


リザードマンエンペラーのリガント将軍の軍が援軍に来た。


リガント「樹海帝国だ!

助けに来たぞ。」


マシラン「有りがたい!

感謝します。」


樹海帝国の兵士達は黒いアダマンタイトの重鎧を装着している。


アダマンタイトにはキラーアントの蟻酸は効かない。


兵士達は大剣でキラーアント達を叩き斬っていく。


リガントはキラースパイダークイーンのアサギに大剣を降り下ろす。


アサギは左右に切断された。


世界蛇リザルド元帥も人化形態で大剣を振り回す。


周りのキラーアント達が斬られて吹き飛ぶ。


リザルドはキラースパイダークイーンのシオンに斬りかかる。


シオンは蜘蛛の糸を吐き出す。


リザルドは大剣で防ぎ。そのまま斬り払う。


シオンの頭が飛ぶ。


リザルド「敵が多いな。世界蛇になって一気にぶち殺すか?」


リガント「リザルド様!止めてください。砦も味方も吹っ飛びます。」


アンナがその状況を見て、後退あとずさり逃げようとする。


振り向いた後ろには、死神デステルが大鎌デスサイズを構えていた。


アンナ「あ!」


圧倒的な存在感に死の予感。

妖しい魔力が渦巻く。

絶望の眼差し。


アンナをキラーアントジェネラルが庇う。


大鎌デスサイズが煌めくと一瞬でキラーアントジェネラルの首を刈った。


アンナは逃げる事が出来ず。

絶望の表情で立ち尽くす。


そこにルシーが俺を転移させた。

「ルシー、どうした?」


ルシー「ヒロト様、このキラーアントクイーンを眷属にしてください。

キラースパイダーは恐らくジョローニの眷族なので、殲滅するしかありませんが、キラーアントはクイーンを眷族にすれば従うはず。」


「ふむ。分かった。」


なる程ね。その方が対応が早そうだ。

しかもクイーンは脅えて戦意喪失してる様だ。


俺はアンナに話しかける。

「命を助けて欲しいか?」


アンナは何度も首を縦に振る。

「俺の眷属になれ!」


アンナは頷いた。


「テイム!」


頭の中にメッセージが流れる。


<キラーアントクイーンをテイムしました。>


アンナを眷属にした。


俺の眷族になったアンナはステータスが倍になる。


アンナはみなぎる力に戸惑いながらひざまずく。


アンナ「アンナと申します。宜しく御願いします。」


「俺は樹海帝国皇帝ヒロトだ。キラーアント達に命じて、キラースパイダーと大百足を倒せ!」


アンナ「承知しました。」


アンナの眷族であるキラーアント達もステータスが倍まではいかないが、上昇している。


アンナとその眷族達はみなぎる力に、自信を持って敵に向かって行った。

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