第186話 VS闇のクロニス
勇者タクミ達が反乱軍の屋敷に踏み込む。
その時、勇者タクミがシグライのシャドウランスとシレオマの残撃を受けて殺されるところを、計画通りスラオに防御してもらって助けた。
同時に俺達はタクミとシレオマ達の間に出現
樹海帝国皇帝ヒロトを名乗る。
シレオマ、シエット、シグライは驚き叫ぶ。「「「樹海帝国だと!」」」
アバンニは俺を見て叫ぶ。
アバンニ「ヒロトおおおお!」
アバンニが俺に切りかかる。
リザが俺の前に素早く移動し、霊亀の甲羅の盾でアバンニの初撃を受け流す。
リザ「ヒロト様に指一本触れさせません。」
ライゴー「アバンニ!貴様の相手は俺だ!」
ライゴーが踏み込みアバンニを蹴り飛ばす。
ユイとフェンが倒れているタクミに駆け寄る。
フェンがタクミに回復の魔法をかけた。
ユイ「タクミくん。大丈夫?」
タクミ「ゆ、ユイ!生きていたのか?」
ユイ「死んだよ、蘇ったの。」
ユイが今までのこと、教国と教皇のことをタクミに説明している。
ヒナ「後ろの雑魚達を片付けて置くねー。」
ヒナと九尾の狐キュウが反乱軍兵士に向かった。
ハピ「私もー。」
ウィーラ「妾もじゃ。」
グレイア「サクッと倒して来ます。」
アリア「私も後ろの兵士をやっつけてきますね。」
ライゾウ「俺も行くぞ。」
ハピ達も反乱軍兵士を倒しに行った。
残ったのは、俺とルシー、サクラ、使い魔ミサキ。
ルシーはシグライの魔力を感知し首を傾げる。
ルシー「あれ?あんた漆黒のクログルの部下!
え~と。闇のクロニスじゃない?」
クロニス「ん?魅惑のルシー!
生きていたのか!
そうよ、シグライは仮の姿だ。
魔王軍四天王の一人である漆黒のクログル様の部下。闇のクロニスだ。」
「闇のクロニス?
何処かで聞いた事があるな。」
サクラ「武道大会に出てた闇使いの剣士だよ。
準決勝で戦わないでどこかに消えた。」
「あぁ。そうそう。そんな名前の奴がいたわ。」
ルシー「取り敢えず。正体を表せ!」
ルシーが無詠唱で魔力の塊を放出。
クロニスに直撃。
クロニスは黒い肌の魔族に変わった。
羊の巻き角が2本頭から生えている。
クロニス「ちっ。ルシー、貴様が俺に勝てると思ってるのか!
サキュバスごときが魔族に勝てると思うな!」
ルシー「あら、生意気ね。
私はクロニスを倒すね。」
シレオマ、シエット「「魔族!」」
シレオマ「どう言うことだ!」
「教皇は魔王軍の魔物に入れ替わってるぞ。」
シレオマ「何!そんな馬鹿な。」
シエット「そう言えば、教皇からシグライが派遣された。
それに魔王が生きてるのに勇者を殺す指令はおかしいわ。」
シレオマ「確かにそうだ・・・。」
シレオマ、シエットは戦う気がなくなったようだ。
ルシーはクロニスと対峙する。
ルシー「サキュバスは卒業したわ。
今は不死王よ!」
ルシーは両手をクロニスの頭の上に向けると、ルシーの魔力がクロニスの頭上に集まる。
クロニスは余裕の表情で笑っている。
クロニス「サキュバスごときの魔法が俺に効くか!」
ルシーは上にあげた両手を下ろす。
濃厚な魔力の濁流がクロニスに直撃する。
魔力が地中深くまで浸透すると、クロニスの身体は跡形も無くなった。
ルシー「消去完了。」
ルシーはサムズアップしながら微笑む。
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